忘年会・新年会に行きたくない人へ|出る前提の工夫と上司の配慮

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12月に入ると、忘年会の声が一気にかかります。
部署、チーム、取引先、同期。気づけば予定が埋まっていきます。
そして年が明ければ、今度は新年会も控えています。

全部は無理だけど、どれも断りにくい…

断り方をまとめた記事はたくさんあります。
でも「出る」と決めたあとの話は、意外と少ないと感じます。

にぎやかな席から少し離れた位置で、グラスを持つ手元

わたしは管理職として忘年会を設計する側であり、同時に一参加者として消耗する側でもあります。
この記事では、出る前提で消耗を減らす工夫と、上司として実際にやっている配慮をお伝えします。
忘年会を想定して書いていますが、新年会でもやることはほとんど同じです。

この記事でわかること

  • 忘年会が普通の飲み会よりしんどい理由
  • 出ると決めた日に消耗を減らす工夫
  • 角を立てずに二次会を断る準備
  • 全員参加を求めない忘年会の設計(上司向け)

そもそも断りたい、という方はこちらに例文をまとめています。

目次

忘年会と新年会がしんどい理由

紙で計画を立てる男性

飲み会が苦手、という話とは少し違います。
忘年会と新年会には、この時期だけの事情が重なっています

誘いが重なり優先度に迷う

忘年会は、1回ではありません。
部署、チーム、取引先、同期と、いろいろな人から声がかかるので優先度をつけるのが難しいのです。

しかも年末は仕事が詰まっている時期です。
そこに家庭の予定も重なるので、調整の難易度が一年で一番高くなります。

距離のある人から誘われる

これは忘年会や新年会ならではだと思います。
普段なら声をかけてこない距離の人からも、忘年会だからと誘われるのです。

断るにも受けるにも、いつもの基準が使えません。
関係性が薄いぶん、どう返しても気まずさが残りやすいところです。

今後のお互いの関係性発展のためにも、是非機会を作らせてください。

年内は多忙で仕事ばかりだったが、仕事納めに労いも兼ねて忘年会をしましょう。

めのめ

…このメールをどう返そうか…

寒さと体調の不安

見落とされがちですが、季節の問題もあります。
風邪やインフルエンザが流行する時期に、人数の多い場に出ることへの不安です。

家族に小さな子どもがいたり、年末に大事な仕事を控えていたりすると、この不安はさらに大きくなります。
「行きたくない」ではなく「うつしたくない・もらいたくない」という理由で気が重い人もいるはずです。

年末年始は子どもたちのかかりつけ医のクリニックもお休みだよ。ちゃんとペース考えてよね。

めのめ

おっしゃるとおり。念頭に置いて計画します。

家庭の調整が一番のハードルという方は、こちらもどうぞ。

出ると決めたらやること

開始前の飲み会会場

出ると決めたあとは、消耗をどう減らすかの勝負になります。
わたしがやっているのは、当日の運任せにせず、座る場所と飲み物を先に決めてしまうことです。

時間通りに行って席を選ぶ

遅れて行くと、残った席に座るしかありません。
だからわたしは、時間通りに着いて、消耗しない相手の近くに座るようにしています。
また、予定を合わせてそのような相手と一緒に会場に向かうのも有効な手段です。

逆に、話すと疲れてしまう相手とは自然に距離をとります。
数時間をどこで過ごすかは、席が決まった時点でほぼ決まってしまうからです。

めのめ

「早く行くと損」と思われがちですが、席を選べるのは先に着いた人だけです。

飲まない選択を普通にする

翌日に響くと、消耗は当日では終わりません。
わたしは無理をせず、烏龍茶などのソフトドリンクを遠慮せずに頼みます

今はソフトドリンクを頼んでも、とがめられる場面はほとんどありません。
遠慮しているのは、たいてい自分自身だったりします。

めのめ

頼んでみると、同調して一緒に頼む方も少なくないですし、むしろ感謝されることも多いです。

二次会は”キャラ”で断る

二次会に向かう人と帰る人

二次会は、その場で断ろうとすると角が立ちます。
うまくいっているのは、その場で判断せずに済むよう、事前に準備しておくやり方でした。

行かない実績を先に作る

その場で初めて断ると、理由を説明しなければなりません。
ですが「二次会には行かない人」として知られていれば、説明そのものが不要になります

一度きりではキャラは定着しません。
何回か続けて一次会で帰ることで、周りも「そういう人だ」と受け止めてくれるようになります。

家庭のルールを先に決める

もうひとつ効いているのが、家庭側との取り決めです。
我が家では「二次会には行かない」という約束とセットで、飲み会に参加する合意を取っています

これは断るための口実ではなく、実際に決めているルールです。
家庭の側にも納得があるので、参加すること自体が後ろめたくなりません。

めのめ

一次会に出ていること自体が、家庭にとっても前向きに受け止められる形にしておくのがコツです。

夫婦で事前に決めておくと楽になることは、こちらで整理しています。

上司として忘年会を設計する

パソコンの前で悩む男性

ここからは、場を用意する側の話です。
わたしが自分のチームでやっているのは、参加する意義は伝えるが、全員参加は求めないという設計です。

全員参加は求めない

参加のメリットや意義は、きちんと言葉にして伝えます。
そのうえで出るかどうかは本人が決めることだと、はっきりさせておきます

強制と受け取られる運用は、ハラスメントや労務の問題になりうると言われます。
専門的な判断は社労士などに委ねるとして、実務としては「求めない」と明言しておくほうが、あとあと揉めません。

二次会は用意しない

幹事側が二次会を用意すると、断りにくい空気が生まれます。
だからわたしは二次会は用意せず、「行きたい人だけで行ってください」と宣言して場を締めます

締めの言葉があるかないかで、帰りやすさはまったく変わります。
解散の号令を出すのは、その場でいちばん立場が上の人の役割だと思っています。

出られない理由を聞く

参加しなかったメンバーには、1on1などで考えを確認します。
とはいえ特に気にしていないタイプには、あえて何も触れません

聞きたいのは「出たいのに出られない」ケースです。
理由がはっきりすれば、こちらでできることはたいていあります。

出られない理由と、わたしがやること

  • 苦手な人がいる
    会を分けて開催する。同席する場合は席を極端に離し、自分が間に入る
  • お酒が飲めない
    飲めなくても問題ないと説明する。次回は同じく飲めない人・あまり飲まない人の近くの席にする
  • 家庭の事情でフル参加できない
    問題ないと伝え、当日は声をかけてくれれば途中で帰ってよいと宣言しておく
  • 仕事が忙しい
    仕事の棚卸しや進め方に問題がないか、一緒に考える
  • 評価への影響が不安
    不参加で評価に悪影響は出ないと伝える。そのうえで、出席が良い影響につながるケースはできるだけ具体的に説明する

このリストは、参加する側から読んでも使えます。
自分が出にくい理由がどれに近いかを伝えれば、上司が動ける余地が見つかるかもしれません。

断られたときに考えること

1on1

部下に参加を断られたとき、わたしは素直に受け止めます
行きたくない人がいるのも、もっと優先度の高い予定がある人がいるのも、おかしなことではないからです。

ただし、理由は聞くようにしています。
個人の事情や価値観であれば、そこはもう仕方がありません。

問題は、飲み会の内容や参加の条件そのものに原因があるときです。
会の設計に改善できる余地があるなら、それは断った人ではなく、用意した側が引き取るべきものだと考えています。

めのめ

断られた理由を聞くのは、相手を問い詰めるためではありません。次の会をよくするためです。

まとめ|忘年会は設計できる

夜、駅へ向かう後ろ姿

忘年会は、気合いで乗り切るものではありません。
出る前に決めておけることが、思っているよりたくさんあります

この記事のポイント

  • 出ると決めたら
    時間通りに行って席を選ぶ。飲まない選択を遠慮しない
  • 二次会は事前に
    行かない実績を作る。家庭のルールとして先に決めておく
  • 用意する側なら
    全員参加は求めない。二次会は用意せず、締めの号令を出す
  • 断られたら
    受け止めたうえで理由を聞く。会の側に原因があるなら直す

出るか出ないかだけが選択肢ではありません。
出方を決めておけば、12月はもう少しラクになりますし、仕事への悪影響も減らせますよ。

この記事が、年末年始に向けて皆さんの気が少しでも軽くなることに役立てば嬉しいです。

疲れをためない働き方の記事は、こちらにまとめています

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