
休日に家族で出かけたのに、帰ったらぐったり…



連休が近づくと、なんとなく気が重い
そんな気持ち、抱えていませんか?


実はこれ、あなただけではありません。
日刊SPA!が行った約2,000人のサラリーマンへの調査では、約60%が「家族に疲れた経験がある」 と回答しています。また、主婦層を対象にした調査でも50%以上がGWの連休を憂鬱に感じているというデータがあります。
わたし自身も、かつてそうでした。
IT業界で15年以上会社員として働き、現在は管理職として10人ほどのチームを抱えながら、小学生の二人の子どもを育てています。



休日は家族のために頑張らなきゃ
と思っていた頃は、おでかけのたびに翌日ぐったり——翌週の仕事に響く、という繰り返しでした。
でも、休日の過ごし方について考え方を変えてから、同じ過ごし方でも疲れの質がまったく違ってきました。
この記事では、おでかけ疲れの本当の原因と、しんどさを減らすための考え方と具体的なコツをお伝えします。
「連休 家族 しんどい」で検索したあなたに、少しでも楽になるヒントを届けられると嬉しいです。
なぜ家族と出かけると疲れるのか?


おでかけ疲れは「体力の使いすぎ」だけが原因ではありません。
複数の要因が重なっているからこそ、一つ改善しただけでは解決しないことが多いのです。
“出発前から疲れている”という現実
これが見落とされがちな原因の一つです。
平日は仕事でフル稼働、疲れが抜けきらないまま週末を迎える——そんな会社員は多いのではないでしょうか。
現代のサラリーマンの多くは「慢性疲労状態」のままおでかけに出発しています。
疲れた状態でいくら頑張っても、楽しさより消耗が上回る。
これが「おでかけ疲れ」の大前提です。
連休特有の”何かしなきゃ”プレッシャー
普通の週末なら自然に休めるのに、
GWや年末年始などの連休になると「せっかくだから特別なことをしなきゃ」という義務感が生まれませんか?
この「特別な休日を作らなきゃ」というプレッシャー自体が、余計な消耗を生む原因です。
普段のルーティンが崩れ、慣れない準備や移動が重なることで、
連休明けに「なぜか疲れた」という状態になりやすいのです。
特にしんどい場面|移動中と外食
子連れのおでかけで特に疲れる場面を聞くと、
多くの親が「電車・バスなどの公共交通機関での移動」と「外食の時間」を挙げます。
なぜかというと、どちらも子どもに「じっとしていること」を強いる場面だからです。
退屈した子どもがぐずり始め、周囲の目が気になり、親はどんどん消耗していく——
この構造が疲れの大きな要因になっています。



我が家はこれがあまりにしんどくて、
子供が幼稚園に通うくらいまでは、ほとんど出かけられませんでした。
“お出かけ=追加の負担”になることも
夫側の視点から見落としがちなポイントです。



どこかに出かければリフレッシュできるだろう
——これはパパ側の思い込みかもしれません。
主婦が求めているのは「出かけること」より「家事の手伝い」という回答が多いという調査結果もあります。
お出かけから帰宅したあとも、
作り置き・洗濯・子どもの寝かしつけという「もう一仕事」が待っているのが主婦の現実です。
「出先から帰ってきたら疲れてもゆっくりできる」という前提が崩れていれば、出発前から気が重くなるのは当然です。
夫婦どちらにとっても楽しい時間にするには、この視点を持つことが欠かせません。
“家族サービス”という発想を手放す


おでかけ疲れの根底には、「家族サービス」という言葉に潜む問題があります。
“service”の語源は「仕える」「召使い」。
家族に対して奉仕する存在として自分を置く——この構造が、出かけること自体を「義務」にしてしまいます。
「サービスして疲れた」「頑張ったのに喜ばれなかった」という不満は、この発想から生まれます。
「家族サービス」という言葉が家族関係を壊す言葉になりうる点を、コラムニストの土屋礼央さんも指摘しています。
では、どう変えるか。
- 「家族のために」→「家族と一緒に」
- 「喜ばせること」→「自分も楽しめること」
- 「完璧な休日」→「心地よい時間」
主語を「自分」に戻すだけで、おでかけの感触がぐっと変わります。
自分がリラックスできてこそ、家族全員が満足できる時間になる——
これがわたしが何度もおでかけを繰り返す中で実感してきたことです。



いくらパートナーや子供が行きたかった場所でも、あなた自身が楽しんでいない場合、家族の満足度は確実に下がります。
あなたが家族のことを考えているように、家族もあなたのことを考えていることを忘れないでください。
おでかけのしんどさを減らす実践的なコツ


事前準備|”余裕”を設計する
- スケジュールを詰め込まない:
「もったいない」という気持ちは押さえ、帰宅時間を早めに設定し、アクシデントに備える。
ゆっくりできる時間があると気持ちの余裕が生まれます。 - 目的地の下調べ:
授乳室・おむつ交換スペース・エレベーターの場所を事前確認しておく。
ベビーカーなど現地調達可能なものも合わせてチェックしましょう。 - 荷物を徹底的に軽くする:
現地レンタル・配送サービスを活用し、手ぶらに近い状態を目指す。
予算は「快適さ」に割くのがおすすめです。 - 自分が楽しめる要素を入れる:
行き先の食事は自分が選ぶ、現地のお酒を楽しむなど、自分のテンションが上がる要素を一つ加えましょう。 - 「助けを求める」という選択肢も:
場合によっては、両親や兄弟に協力をお願いする勇気も必要です。



ベビーカーを持っていくか…は、本当に悩み続けました。
持っていかない日に限って、寝てしまって抱っこし続ける…というのも、今になっては良い思い出です。
出先でレンタルできるなら、お金で解決することをおススメします。
移動・外食|”しんどい場面”を乗り越える
子連れの移動や外食で消耗しやすいのは「子どもが退屈してぐずる」場面です。
わたしがここ数年でいちばん助かっているのが、
子どもの大好きなキャラクターの動画を移動・外食時に活用することです。
「電車に乗ったら動画を見ていいよ」「ごはんが来るまで動画ね」と事前にルールを決めておくと、
子どもも見通しが立って落ち着きやすくなります。
動画に頼ることに罪悪感を覚える方もいると思いますが、親が疲弊してしまっては本末転倒です。
うまく使う工夫の一つとして捉えていいと思います。
- おやつ・飲み物をすぐ出せる場所に:
ぐずり始める前に先手を打つ。 - 混雑を避ける工夫:
午前中の早い時間・連休前半・穴場スポットの選択。 - 完璧を目指さない:
スケジュール通りにいかないのが当たり前。
「まあいいか」の気持ちで臨む。 - 夫婦で役割分担:
どちらか一人に負担が集中しないよう、交代で子どもを見る/荷物を持つなど工夫する。



昔は計画を立てて、その通りにパートナーを案内することに全力を注いでいました。
今は、最優先の予定だけ決めて、後は変更が発生する前提です
帰宅後|疲れを翌日に残さない
- 片付けの効率化:
ゴミや汚れ物をまとめておくなど、お出かけ中から片付けやすい工夫を。 - リラックスタイムの確保:
お風呂やストレッチで体を整え、気持ちを切り替える。
自分のケアのため、入浴剤やリラックスグッズを取り入れるのも◎。 - ほどほどにしてゆっくり休む:
家事も余韻を楽しむのもほどほどにして、帰宅後はゆっくり休むことを心掛けましょう。



私はお出かけのときは宅配食で済ませます。
外食だと子供が持たない、ゆっくりできない、親も結局疲れる…
ということで、冷凍宅配食を準備しておきます。
宅配食について知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。


“全員で必ず一緒に”という思い込みを手放す





休日は家族全員で過ごさなければ…
という固定観念、ありませんか?
実は我が家も子供が3歳くらいまではそんな考え方に沿ってきましたが、
「私がひとりで子どもとプチ遠出する」「父と子・母と子のペアで交互に動く」というスタイルに変えたことで、
かえって家族全員がリフレッシュできるようになりました。
定期的に夫婦がそれぞれの時間を確保することで、「一緒に過ごす時間」がより充実するという逆説です。
- 午前は家族でお出かけ、午後はそれぞれ自由時間
- お出かけの際に父と子・母と子のペアで交互に動く
- 連休中に一日だけ「夫が子ども担当・妻は自分の時間」を作る
こうした柔軟な発想が、長期的なおでかけ疲れを防いでくれます。



家族全員が一緒に過ごす時間は大切です。
しかし、その時間を大切に扱うには、それ以外の時間を充実させることも重要です。
それでもしんどいなら|燃え尽きの兆候


ここまでの工夫を試しても「やっぱり休日が憂鬱」「連休のたびに消耗する」という状態が続くなら、
それは一時的な疲れではなく、燃え尽き(バーンアウト)の手前のサインかもしれません。
「子どもが大好き」と「親としての役割に疲れ果てる」は矛盾しません。
完璧主義で責任感が強く、弱音を言えない人ほどバーンアウトになりやすいといわれています。
- 連休前になると気分が落ち込む
- 家族と過ごしていても楽しいと感じられない
- 「早く月曜日になってほしい」と思う
この場合、おでかけの工夫より先に、生活全体の見直しや、休み方そのものを変えることが必要です。
- 平日の仕事量・残業を見直す
- 夫婦で家事・育児の負担を再分配する
- 自分だけの時間を週に一度意図的につくる
「がんばりすぎない」ことが、長く家族との時間を楽しみ続けるための土台です。
職場に原因があり、早く環境を変えたい方はこちらの記事を参照してください


“家族と楽しむ”ために、まず自分を大切に


おでかけ疲れの原因はいくつかの要素が重なっています。
- 出発前から慢性疲労状態にある
- 「何かしなきゃ」という連休特有のプレッシャー
- 移動・外食など場面別の消耗
- 「家族サービス」という奉仕発想
- 夫婦の役割分担の偏りと妻側の疲れ
どれか一つを変えるだけでも、おでかけの感触はかなり変わります。
まずは「家族のために頑張る」から「家族と一緒に楽しむ」へ——この一言の切り替えから始めてみましょう。
完璧な休日を目指す必要はありません。
「子どもが笑顔で、わたしも悪くなかった」——それで十分です。
自分のコンディションを整えることが、家族の笑顔を増やす近道です。
無理せず、自分のペースで。
「がんばりすぎずに、家族とのお出かけも全力で楽しめる」
あなたの生活がそうなっていくことを祈っています。
本記事は以下の資料を参照しています。
30〜40代サラリーマンの約6割が『家族に疲れた』(日刊SPA!)
せっかく家族サービスをしているのに、休みは家族から怒られてばかりでワケがわかりません(レタスクラブ / 土屋礼央 コラム)













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