子供の夏休みは在宅勤務に集中できない|両立して乗り切る5つの対策

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夏休み初日。
大事なweb会議が始まった直後に、仕事部屋のドアが勢いよく開きました。

パパー!おなかすいた!あと、お姉ちゃんがね……

あわてて口元に指を当てても、子どもには通じません。
会議に参加していた皆さんは温かい目で笑ってくれましたが、
結局その日は、まともに集中できないまま夕方を迎えました。

IT業界で在宅勤務を5年以上続けながら、小学生2人を育てているわたしも、毎年この「子供の夏休み×在宅勤務」に頭を抱えてきました。
家族は好き。それでも、夏休みの在宅勤務は普段とまったくの別物です。

結論から言うと、完璧な両立を目指すのをやめ、「乗り切る」ための仕組みを用意するのが正解でした。
この記事では、わたしが実際に試してよかった5つの対策を紹介します。
読み終えるころには、夏休み前に何を準備すればいいかが見えているはずです。

そもそも在宅勤務のルールを家族とどう決めるか悩んでいる方は、こちらもどうぞ。

目次

夏休みの在宅勤務が”別物”になる理由

夏休みの在宅勤務

まずは敵を知ることから始めましょう。
夏休みの在宅勤務がしんどくなる原因は、大きく4つあります。

ちなみに我が家は、小学生2人+妻は専業主婦。
「奥さんがいるなら大丈夫でしょ」と思われがちですが、専業主婦家庭でも、妻が外に出た瞬間に父親はワンオペになります
その前提で読み進めてもらえると、きっと「うちも同じだ」と感じる場面があるはずです。

めのめ

子育てを経験している方であれば、「片親がいればそんなアクシデントが起こるわけない…」なんて理想が通用しないのは、共感いただけるのではないでしょうか?

とにかく”生活音”が気になる

子どもが家にいるだけで、家の中は驚くほどにぎやかになります。
マンション住まいで家がそれほど広くない我が家では、リビングの笑い声がそのまま仕事部屋まで届きます。

お手伝いで掃除機をかけ始める音、玄関先で友だちと話し込む声。
そして地味にこたえるのが、子どもを叱る妻の声です。
web会議はもちろん、ただ集中したいときにも、生活音は大きなノイズになります

めのめ

我が家の仕事部屋は玄関脇…対策しても、玄関で子供が話し出すと完全なシャットアウトは難しい状況でした。

予期せぬ”乱入”が止まらない

夏休みの在宅勤務で一番こたえるのが、この予期せぬ乱入です。
体感では、妻が留守のときは普段の3倍の頻度でやってきます。

会議中でもおかまいなしの乱入たち

  • 宿題を教えて
  • お姉ちゃんと喧嘩した
  • おやつの時間だからお菓子とって
  • ◯◯がない(どこ?)
  • 髪を梳かして、結んで
  • 牛乳こぼしちゃった

専業主婦家庭でも、妻が家事で手が離せないとき、買い物などで外出しているとき、そして「ママだと怒られそうなとき」に、子どもは父をめがけてやってきます。
「親がもう一人いる」ことは、子どもにとっては逃げ場が増えることでもあります

めのめ

「パパならいいや」と思われているのか、難しい相談ほどわたしのところに来ます。見方によっては良いことだとは思うのですが、仕事中のこちらの身としては大手を振って歓迎西区胃状況です。

一番こたえるアクシデント対応

乱入の中でも、対処しないわけにいかないのがアクシデント系です。
特に大変だったのは、妻が買い物で不在の時間帯と、片方の習い事に妻が付き添って家を空けているときでした。

子どもの怪我や、物を壊してしまったといったトラブルは、「あとでね」と後回しにできません。
仕事の手をいったん完全に止めて対応するしかなく、会議中だと本当に肝が冷えます

地味に効く”お昼ごはん”問題

見落とされがちですが、夏休みは「お昼ごはん」も地味な負担になります。
普段は給食で済んでいた昼食が、毎日家で発生するからです。

今日はご飯いるの?パパ分のトマト、残さなきゃダメ?

こんなふうに、昼食の段取りで子どもが飛び込んでくる場面も増えます。
「自分の昼食をどうするか」という小さな判断が、忙しい日ほどボディブローのように効いてきます

仕事と子供の相手で疲れが取れない方はこちらの記事も読んでみてください。

在宅パパが試してよかった対策

スピーカーフォンで在宅勤務

ここからは、わたしが実際に試してよかった対策を紹介します。
いきなり完璧を目指す必要はありません。取り入れやすいものから1つずつ試すだけでも、夏休みの過ごしやすさは変わります

仕事部屋は常に締め切る

もっともシンプルで効果的だったのが、仕事部屋を常に締め切ることです。
ドアが閉まっているだけで、心理的にも子どもが入りにくくなります。

「電気代がもったいない」と開けがちですが、夏休み期間は素直にエアコンをつけっぱなしにして、ドアを閉め切るのが正解です。
「閉まっているドアは開けない」とルールにしておくと、より効果が高まります。

専用の部屋がない場合は、会議が入る日中の時間帯だけ、寝室などを仕事部屋として使わせてもらえないか家族に交渉してみましょう。

めのめ

「物理的に区切る」だけで、乱入の数は驚くほど減りましたよ。

スピーカーフォンを使う

会議中の乱入対策として意外に効いたのが、スピーカーフォンの導入です。
ヘッドセットと違い、部屋の外にいる家族にも「いま話している=会議中だ」と伝わるのが大きな利点でした。

導入してからは、子どもが部屋の前まで来ても、声が聞こえると自分で判断して去っていくようになりました。
「会議中サイン」が自然に出せるイメージです。

めのめ

私がスピーカーフォンを導入した経緯自体は全く別の理由だったのですが、夏休み対策にもバッチリ効きました。扉の外で引き返す娘の気配を感じると、大人になったな…と実感します。

わたしが使っているスピーカーフォンの使い心地は、こちらのレビューで詳しく紹介しています。

予定を家族に事前共有する

基本的なことですが、意外とやれていないのが「予定の事前共有」です。
かく言うわたしも、妻に叱られて改めて意識するようになりました。

在宅勤務は、家族にとっては「家にいるのに話しかけられない」不思議な状態です。
家族の側にも、掃除や洗濯など音の出る家事や、リビングで趣味を楽しみたい時間があります。
お互いの予定をすり合わせておくだけで、無用な衝突もストレスもぐっと減ります

家族に共有しておきたいこと

  • 仕事の時間帯(準備や片付けの時間も含めて)
  • 会議が詰まっている時間帯
  • 一日中会議で埋まっている日
  • 絶対に外せない重要なプレゼンの日

家族との在宅勤務ルールの決め方は、こちらでより詳しく解説しています。

お昼ごはんのルールを決める

夏休みの「お昼ごはん問題」には、ルールと備えの2段構えで対応しました。
まずは食事系の乱入を減らすため、家族とひとつ約束ごとを決めておきます。

「お昼の◯時までに連絡がなければ、パパの分は準備しなくていい」というルールです。
これだけで、会議中に「ご飯いる?」と確認に来る回数が減りました。

ただ、連絡できないほど仕事が立て込む日は、たいてい昼食を抜くことになります。
そして仕事を終えてから自分のごはんを用意するのは、想像以上に面倒です。
そこで効いたのが、冷凍宅配弁当を常にストックしておくことでした。
レンジで温めるだけなので、忙しい日の昼食にも、疲れ切った夜にも助けられています。

冷凍宅配弁当の選び方は、こちらの記事で比較しています。

最終手段は”妻と子の帰省”

妻子を見送る父親

ここまで紹介した対策でもどうにもならない、という日もあります。
そんなとき、我が家で一番効いた根本的な解決策が「妻と子どもの帰省」でした。

仕事が特に立て込む時期に、妻が子どもを連れて実家に数日帰る。
家の中が静かになり、仕事に集中できる環境が一気に戻ってきます。
物理的に距離をとるのは、どんなツールよりも確実な対策です

もちろん、家庭の事情によってできる・できないはあると思います。
我が家の場合は、遠方でなかなか会えない孫ということもあり、妻の実家には毎回快く受け入れてもらえました。
ご両親一家には申し訳ない気持ちもありつつ、本当に助けられています。

めのめ

「頼れる先に頼る」のも立派な対策です。一人で抱え込まないことが大切だと感じています。

まとめ|完璧な両立は目指さない

二人の子どもと笑い合う父親

子供の夏休みと在宅勤務の両立は、正直なところ簡単ではありません。
でも、いくつかの仕組みを用意しておくだけで、「乗り切れる」レベルにはぐっと近づきます。

夏休みを乗り切る5つの対策

  • 仕事部屋は常に締め切る(夏はエアコンつけっぱなしでOK)
  • スピーカーフォンで「会議中サイン」を出す
  • 仕事の予定を家族に事前共有する
  • お昼ごはんのルールを決め、冷凍宅配弁当を備えておく
  • 最終手段として、妻と子の帰省も選択肢にする

大切なのは、完璧な両立を目指さないことです。
8割うまくいけば、夏休みの在宅勤務は十分に合格点
まずは取り入れやすい1つから、夏休みが始まる前に家族と話し合っておきましょう。

そして、子どものために頑張るのと同じくらい、自分の時間も大切にしてください。
あなたが穏やかでいられることが、家族にとっての一番の夏休みになるはずです。

忙しい毎日でも自分の時間を作るコツは、こちらでまとめています。

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