夏休みも後半。
そろそろ、この言葉に反射的にため息が出ていませんか。

ひまー。ねえ、なんかやることないのー?
前半はまだ余裕がありました。計画も立てたし、ルールも決めた。
でも1ヶ月近く続くと、ネタは尽き、出費はかさみ、決めたはずのルールは崩れていきます。


この記事では、在宅勤務で子どもたちの夏休みを過ごしている筆者が、後半戦をなんとか回すためにやっていることを、うまくいっていない部分も含めて書きます。
- 夏休み後半に、親の疲れがどっと出てくる理由
- 低コストで何度も使える、我が家の定番の過ごし方
- 親が休む時間をつくるための、役割分担と最終手段
- 仕事で「ここだけは守る」を実現する現実的なやり方
- 後半に気づいた「やらなきゃよかった」こと
仕事に集中できないほうがつらい、という方はまずこちらから。


後半に効いてくる3つの疲れ


後半になって急にしんどくなるのは、気のせいではありません。
前半には無かった負荷が、この時期に重なってくるからです。
- 仕事が忙しくなる
お盆などに合わせ取引先も長期休暇に入ることが多く、その休暇明けはどうしても業務が立て込む - 予想外の出費がかさむ
急なお出かけの誘い、給食がないぶんの昼食、暑い中がんばって歩いた子へのごほうび…気づけば予算が底をつく - 決めたルールが緩んでくる
1ヶ月続けば子どもも中だるみ。仕事中に騒ぎ出し、会議に乱入されることも
ちなみに、これは我が家だけの話ではありません。
ベネッセの調査では、夏休みは大変で疲れてしまうと答えた保護者が約8割にのぼったそうです(ベネッセ教育情報)。
引用元:夏休みは疲れる…」と感じる保護者が約8割!お昼ごはんや宿題チェック、みんなの「乗り切りアイデア」公開(ベネッセ教育情報)



ほとんどの家庭が同じように疲れています。「自分の段取りが悪いのかも」と抱え込まなくて大丈夫です。
低コストで繰り返せる定番


後半に必要なのは、目新しい特別なイベントではありません。
安く、何度でもできて、準備を休日に寄せられるもの——この3つを満たす定番があると、平日がぐっとラクになります。
我が家で実際に回っているものを4つ紹介します。
段ボールハウス
子どもは、なぜか段ボールが大好きです。我が家では、大きな段ボールを夏休みに向けてストックしておき、ひとつのイベントにしています。
最近は慣れてきたので、切る作業だけ休日にわたしがやっておき、平日は子どもたちが組み立てたり絵を描いたりする形にしました。組み立てたあともしばらく遊べますし、飽きたら崩して捨てるだけ。片付けが残らないのも助かります。
ベランダピクニック
この暑さで公園までピクニックに行くのは、正直しんどい。でも「外で食べる」だけなら家でもできます。
ベランダや庭に敷物を広げるだけで、子どもは十分に喜びます。暑くなったらすぐエアコンの効いた部屋へ逃げ込めるのが最大の利点。食事もレンジやポットが使えるので、準備の手間もかかりません。
おうちデザートビュッフェ
デザートビュッフェは子どもが喜ぶ反面、お金がかかり、人気店は予約も取りにくい。子連れだと粗相をしないか気を遣って、親はまったく休まりません。
それなら家でやってしまおう、というのが我が家の結論でした。スーパーでお菓子や手頃なスイーツを家族それぞれ好きなだけ選び、帰ったら好きに盛り付けるだけ。気を遣う相手もいませんし、予算の中でしっかり満足できます。
簡単なお菓子づくり
ネット上には、手軽で安くできるお菓子のレシピがあふれています。夏休みに限らず、我が家ではよく作っています。
コツは、休日にまとめて作っておき、平日は子どもたちが取り出してデコレーションする形にすること。生クリーム、カラースプレー、トッピングチョコ、アイシング、クッキーを用意しておけば、あとは勝手に楽しんでいます。飾り付けたあとに写真を撮るところまでが、子どもたちの中でセットになっているようです。



どれも「準備は休日、実行は平日」に分けられるのがポイントです。平日に親が付きっきりにならずに済みます。
昼食づくりがしんどい日は、こちらも選択肢になります。


親が休む時間をつくる


子どもの過ごし方を工夫しても、親が休める時間を意識してつくらないと、後半はもちません。
ここは我が家も試行錯誤しています。
めのめMEMO
我が家は妻が家にいるため、平日の子どもの相手はどうしても妻に偏ります。夏休み中は、明らかに妻のほうが負担が大きい。
そこで休日は、家事も含めてわたしが担当するようにしています。子どもの相手をするときも、家の中でではなく意識して外に連れ出すようにしました。妻がひとりで家にいる時間を作るためです。
「休ませてあげる」より「物理的にいなくなる」ほうが、相手はずっと休まる——これは自分が逆の立場になって、ようやく実感しました。
それでも限界が近いときは、実家や義実家に帰省してもらうという手もあります。
使える手は、遠慮なく使ったほうがいい時期です。
帰省を含めた乗り切り方は、こちらで詳しく書いています。


仕事で”ここは守る”の現実解


在宅勤務だと、子どもがいる前提で仕事を組み立てることになります。
ただ、全部を家で頑張ろうとしないほうが、結果的にうまくいきます。
- 勉強の時間を設ける
この時間は子どもが部屋に寄り付かない(来たら勉強していないのがバレるため) - どうしても無理な日はゲームに頼る
罪悪感はあるが、中途半端に相手をするより、お互いにとってよいこともある - 本当に集中したい日は出社する
ハイブリッド勤務なら、これがいちばん確実。家で粘るより早く終わる



「在宅勤務なんだから家でやらなきゃ」と思い込まないこと。出社したほうが早い日は、素直に出社しています。
やらなきゃよかったこと


ここまで工夫の話をしてきましたが、後半の疲れの一因は、前半の自分がつくっている——そう気づいたことが2つあります。
無理なルールを設定しない
張り切って細かいルールを決めても、子どもが守れる量には限界があります。
我が家も最初は「8時から10時は勉強」「ワークを4ページ」「宿題をひとつ」と詰め込んでいましたが、当然のように守られませんでした。今は「午前中に1時間以上」「1週間でここまで進める」くらいに緩めています。
守れないルールを放置すると、「ルールは守らなくてもいい」が当たり前になります。そしてそれは夏休みだけの話では終わらず、普段の家庭のルールまでズルズルと崩れていきます。
やりきることを目的にしない
もうひとつは、計画そのものへの向き合い方です。これは子どもの一言で気づかされました。
めのめMEMO
夏休みを充実させるため、そして自分が仕事に集中するため、わたしはお出かけの計画を立て、平日に子どもが取り組める課題やゲームも用意しました。子どもと相談して新しいゲームを買い、「夏休み中にクリアする」という目標まで決めたのです。
ところが後半になると、子どもはそのゲームをやらなくなりました。クリアには程遠い。つい「このままだと夏休み中に終わらないんじゃない?」と聞いたところ、返ってきたのはこの言葉です。
「だって難しいし、いつもはゲームばっかりするなって言うのに、なんでやれって言うの?」
ハッとしました。子どもは、わたしの仕事を邪魔したわけでもなければ、約束を破ったわけでもない。いつの間にか、目的をすり替えていたのは自分のほうでした。お出かけも旅行も同じです。時間をかけて計画を考えたのは、計画をやりきるためではなかったはずなのに。
計画が消化できていないと、親のほうが焦ってしまいます。でも予定を完遂することは、そもそもの目的ではありません。ここを取り違えると、子どもにも自分にも余計な負荷がかかります。
まとめ|計画どおりでなくていい


夏休みの後半に疲れが出るのは、あなたの段取りが悪いからではありません。
負荷が重なる時期に、前半と同じテンションで走ろうとしているだけです。
- 後半は「仕事の繁忙・予想外の出費・ルールの緩み」が重なる時期
- 定番は「安い・繰り返せる・準備を休日に寄せられる」で選ぶ
- 相手を休ませたいなら、外に連れ出して物理的に離れる
- 本当に集中したい日は、在宅にこだわらず出社する
- 無理なルールは作らない。計画は、やりきることが目的ではない
残りの日数は、もう限られています。
計画どおりに進んでいなくても大丈夫。親が笑っていられる状態のほうが、子どもにとってはずっと価値があります。肩の力を抜いて、後半戦を乗り切りましょう。
在宅勤務と暮らしのシリーズはこちら




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