夫婦喧嘩は家事分担で解決!我が家で効いた3つのNGルール

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家事分担の話になると、いつも雰囲気が悪くなる…。

仕事も忙しいのに、これ以上どうしろっていうんだ

そんな気持ちを抱えながら、今日もモヤモヤを飲み込んでいませんか?

実は、家事分担が原因の夫婦喧嘩は、
“やり方”ではなく“ルールの立て方”に問題があることが多いです。

夫婦喧嘩

わが家でも以前は、
妻から「もっとやってほしい」と言われ、
こちらは「これでもやっているつもり」なのに伝わらず、
気まずい空気が続いていました。

しかし、家事分担に関する3つのNGルールを取り入れたことで、
無理をせず、余計なストレスもなく、お互いの家事に対する不満が劇的に減りました。

本記事では、なぜ家事が夫婦の悩みの種になりやすいのかを整理した上で、
わが家で効果のあった3つのNGルールを事例付きで紹介します。

この記事を読み終える頃には、
無理せず、揉めずに家事分担が回る仕組みがきっと見えてきます。

まずは一緒に、家事を見える化していきましょう。

疲れてそんなことは考えられない…という方は、まずはこちらの記事から

目次

3つのNGルールで家事を夫婦円満の秘訣に変えよう

ナイショのポーズ

家事分担をうまく回すために、わが家が徹底したことはシンプル。
「やらないこと」を夫婦で決めたことです。

といっても、サボるわけではありません。
不要なストレスを生まないためのNGルールを明確にしました。

家庭を円満にする3つの家事NGルール

  1. やらない家事を決める
  2. 完璧を求めない
  3. 平等にこだわらない

①やらない家事を決める

家庭の中でやらない家事を合意する。

家事の量は無限大。
「全部ちゃんとやる」ほど消耗します。
不要な家事・優先度が低い家事を意識的に手放し、
やるべき総量を減らすことが最初の一歩です。

②完璧を求めない

相手の担当家事に口を出さない。

家庭のためにやったことに文句を言われるほどつらいことはありません。
クオリティよりも、
任せたら最後まで任せる」姿勢が夫婦の信頼を守ります。

③平等にしない

半々に分けることにこだわらない。

家事は数や時間、労働量でキレイに半分にはできません。
お互いの得意・時間帯・体力に合わせて
柔軟に役割を変える方が長く続きます。

めのめ

我が家はこの3つのNGルールによって、家事ストレスが激減し、
夫婦間のモヤモヤがごっそり減りましたよ

夫婦の家事分担が悩みの種になる理由

悩みの種

家事分担がうまくいかないのは、
「どちらかがサボっているから」ではありません。
ほとんどの場合、次の3つのズレが積み重なることが原因です。

家事は毎日リセットされる無限タスク

家事には「終わり」がありません。

終わりのない家事

  • 洗濯しても翌日には同じ量が出る
  • 料理してもまたすぐ次の食事が来る
  • 掃除しても子どもが散らかす
  • 片付けても生活すれば元に戻る

今日どれだけ頑張っても、明日ゼロに戻る仕事。
にもかかわらず、家事は突き詰めればどこまでも質を追求できてしまう性質があります。

栄養バランス、丁寧さ、清潔さ、効率性――「もっと」が無限に出てくるのが家事

家事で生まれやすい余計な比較や評価

  • どちらが多い少ない
  • どちらのほうが丁寧
  • このやり方のほうが正しい

だからこそ、夫婦でがんばりすぎればキリがなく、
余計な比較や評価、そして不満が生まれやすくなるのです。

100点満点の平等を求めてしまう

燃えカス

家事は、時間も負担感もバラバラ。
にもかかわらず、数や回数で平等を追求すると、
「自分ばかり損している」と感じやすくなります。

特に自分はしっかり完璧に仕上げているときに、
相手が適当に済ませて、ダラダラと過ごしている姿が目に映れば
「不公平だ」という気持ちが湧き上がるのも自然なことです。

その気持ちの積み重ねが、喧嘩の火種になるのです。

めのめ

我が家はキッチンを両方使うので、
パートナーの利用後に片付けがされていないと、
つい「原状回復してよ!」と思ってしまいます。
自分が心掛けているポイントであれば尚更ですよね。

家事の総量の認識がズレている

怪しい影

見える家事(料理・掃除・洗濯)だけでなく、
名もなき家事(在庫管理・連絡帳チェック・予約など)が存在します。
「自分もやっているつもり」が、
相手にとっては「全然やっていない」に見えてしまうのです。

普通これくらい分かるでしょ

気づいた人がやるでしょ

この“当たり前”は、夫婦で全然違います。
言わなくても分かってほしい気持ちが、
かえって不満を膨らませます。

理由まとめ

つまり、家事が揉めるのは、
双方の努力不足ではなく家事の根本的な性質と仕組みの問題

だからこそ、夫婦で共通ルールを持つことが、
円満な家事分担の第一歩になります。

NGルール3選:我が家の事例

①家庭内でやらない家事を合意する

法と契約

まずはシンプルに家事を減らす。
それが家事負担とそれに伴う夫婦のストレスを減らす最短ルートです。

家事分担を話し合おうとすると、
つい「誰が何をやるか」から考えてしまいがちですが、
それより前にやるべきことがあります。

それが、「我が家は何の家事をやらないか」を決めることです。

なぜこのルールが効くのか?

家事の総量が減ると、次の効果が生まれます。

家事の総量が減る効果

  • 「やって当たり前」が減るので揉めにくい
  • 分担がシンプルになり、運用しやすい
  • 心の余白が増え、夫婦の機嫌がよくなる

家事に正解はありません。
だからこそ、「やらない」という選択は立派な戦略なのです。

めのめ

単純に「やらない」で済めばシンプルですが、これまでやってきた家事であれば、どちらかが「それは耐えられない」となるのが実情。
「やらない代わりに何で補うか」まで一緒に決めるのが、合意のポイントです。

我が家の具体例

実際に、私たち夫婦がやめた家事の一例です。

スクロールできます
やめた家事どうして?代替手段・工夫
布団干し時間がかかる
思った以上に重労働
布団乾燥機と布団用掃除機に置き換え
アイロンがけ手間の割に満足度が低い
使用後の放熱や乾燥も地味にストレ
ノーアイロンの服に統一
サッと済ませるために衣類スチーマー
献立を毎回考える負担が大きい「名もなき家事」子供の習い事の日はメニュー固定
土日は子供の好きな定番メニューでパターン化
食器の手洗い
(量の削減)
溜まるとみるだけで気分が重くなる
冬場の手荒れ
食洗器対応の食器や調理器具に統一
水回りの本格的な掃除体力的にも精神的にも負担が大きい
やってもすぐに汚れる
普段は簡単な掃除のみ
月1回で家事代行利用

重要なのは、前向きに捉えて「やらないことに罪悪感を持たない」こと。

完璧な家事を目指すより、
笑顔で暮らす方が、夫婦にとってはずっと価値があります。

めのめ

「やらない家事」を合意することが、お互いの価値観をすり合わせる結果にもなります。
そして、家事をやらない…という、ちょっとした秘密の共有も、夫婦の距離をそっと縮めてくれます。

②相手の家事に感謝すれどケチはつけない

妻のNG

家事の分担がうまくいかなくなる大きな原因のひとつが、
「自分と同じクオリティを相手にも求めてしまうこと」です。

例えば…

つい気になってしまうパートナーの家事の仕上がり

  • 洗濯物のたたみ方が雑に見える
  • 食器の洗い物のの仕上がりが気になる
  • 料理の品数が少ない、栄養バランスが悪い
  • ゴミ捨て時の個人情報の処理が甘い

やってくれているのに、つい口を出してしまう。
でも、ここで思い出したいのは 「やってくれている」という事実。

相手がその家事をしてくれていることで、
あなたの家事負担が減り、時間や心の余裕が生まれている――
このメリットはとても大きいはずです。

文句を言うと「やらない方がマシ」になる

言われた相手としては

どうせ文句言われるなら、やらないほうがいい…

私はこれで十分。不満あるなら全部自分でやれば?

とネガティブな気持ちになりがち。
結果、せっかくの協力体制が崩れてしまいます。

目的は“家をキレイにすること”ではなく、“円満な家庭生活”

多少のクオリティ差は、見て見ぬふりをしたほうが長期的には家庭にとってプラスです。

そもそも、家族が担う家事という労働の対価は「金銭」ではありません。
円満な家庭生活を維持し、家族が元気で健やかに暮らすために行うものです。
それが家族のストレスや不和につながってしまっては、本末転倒です。

「助かったよ、ありがとう!」
この一言だけで、家事分担は驚くほどうまく回り始めます。

めのめ

どうしても拘りたいポイントは自分で全て巻き取った方が、
お互いにとって健全です。

③半々に拘らない(公平=50:50ではない)

家庭内プレゼン

家事分担というテーマでよく出てくるのが
「公平にする=全部半々にするべきだ」という考え方。

気持ちはとてもわかります。
負担を押しつけられたくないし、平等でいたいですよね。

でも、ここに大きな落とし穴があります。

家事の負荷は“時間”だけでは測れず、日々変わる

皆さんはそもそも家事の公平さは「何」で推し量るものでしょうか?

担当家事の種類?時間?作業の大変さ?

どれも間違いではないと思います。
我が家も最初は、かかる時間や担当家事の数で分担していたのですが…

Side:めのめパートナー

パートナー

大変な家事をしてくるのは嬉しい。けど、毎日の献立、日用品の補充、子供の持ち物準備、ママ友の付き合い…やっぱり、私の負担が大きい気がする。

パートナー

ゴミ出しや洗濯…二人暮らしの時は良かったけど、子供が増えたら重くてしんどい

パートナー

家事をしてくれるは嬉しいけど、父親として子供に関するイベントやタスクにももっと関わってほしい。

Side:めのめ

めのめ

家事の大変さや掛かる時間よりも、仕事の合間や自分のタイミングでできる家事にさせてほしい

めのめ

仕事が忙しい時期に夜遅くに帰ってきて、1日分の洗い物がシンクに溜まっている状態をみるのは流石に辛い。

めのめ

洗濯やゴミ出しは、タスクや曜日で分担した方が、効率的では…?

仮に時間や家事の種類だけ見れば同じだったとしても、心身の負担や納得感は全くの別物です。

家事負担に係わるイベント

  • 片方が繁忙期
  • 子どもの体調不良
  • 仕事の時間に対する拘束力や拘束時間が異なる
  • 片方が体力的にしんどい
  • 生活環境が変わる(転職・育休など)

家庭は常に変化します、人間の感情も同様です。
だから、目に見えやすい固定された割合での分担はむしろ不自然なんです。

「お互いが納得できるバランス」が正解

大切なのは、

家事分担のポイント

  • どちらか一方が不満を抱えない
  • できる側ができるときに補い合える
  • 仕事や家庭の状況変化に合わせて、再分担を話し合える
  • お互いが感謝を伝え合える

という状態。

公平とは、負担の比率ではなく、納得感のこと。

そのためには定期的に話し合いながら、
柔軟に役割を調整していくことがポイントです。

家庭はチーム。
「50点ずつ」よりも、そのときどきで「100点を一緒に取りに行く」意識が関係を良くしていきます。

めのめ

我が家も今は決まった割合などで分担はしていません。
「自分が引き受けたい家事・育児」「相手にも係わってほしい家事育児」「子供も含めて自分のことは自分でやる範囲」を話合って、決めた担当の可視化しています。
前述の2つのルールを前提に、助けてほしいときや不満が溜まってきたときは、お互いに相談することにしたのでうまく回っています。

家事分担は「分け方」より「ルール」でうまくいく

幸せなランチ

家事分担で夫婦が揉めてしまうのは、
どちらかが怠けているからでも、思いやりが足りないからでもありません。

家事の性質

  • 毎日リセットされる無限タスクであること
  • 量も質も、突き詰めればキリがないこと
  • 負担の感じ方が人によってまったく違うこと

こうした家事の性質そのものが、すれ違いを生みやすいのです。

だからこそ、すれ違いが起きていた我が家に必要だったのは、
ステレオタイプな「理想の家庭」を追い求めることや、
「誰がどれだけやるか」を細かく詰めることではなく、
夫婦でこの家庭にあった独自のルールを共有することでした。

夫婦のマグカップ

今回紹介した3つのNGルールは、とてもシンプルです。

家庭を円満にする3つの家事NGルール

  1. やらない家事を決める
  2. 完璧を求めない
  3. 平等にこだわらない

どれも、がんばるためのルールではなく、
がんばりすぎないためのルールです。

家事分担のゴールは、家を完璧に回すことではありません。
夫婦が無理なく、気持ちよく、一緒に生活を続けていくこと。

もし今、家事分担でモヤモヤしているなら、
まずは「家事のたな卸し」をして、
夫婦で話し合う時間をつくってみてください。

完璧な家事より、笑顔で過ごせる毎日を。
家事分担は、そのための“手段”であって“目的”ではありません。

この記事が、あなたの家庭がそんな毎日に近づく一歩の役に立てば嬉しいです。

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