「在宅勤務が始められそうだけど、何を準備すればよい?」
「在宅勤務、なんかハマらない。。。」
——そのモヤモヤ、この記事でまるごと解消します。
通勤ゼロ・家族時間アップ・自分時間も確保できる在宅ワークは、まさに“会社員の夢”ですが、オフィスと同じ生産性を出すには“事前の環境整備”が必須。
わたしは5年以上在宅勤務を続けて、今はハイブリッドワークになっています。
子供は父親がサラリーマンにも関わらず、家にいるのが当たり前な家庭で育ってきました。
その中で家庭環境やキャリアの変化もあって、在宅勤務で苦労したこともたくさんありますが、それ以上に在宅勤務に大きく助けられました。
今では家族と接点を増やし、在宅勤務ライフを満喫しています。
この記事では、これから在宅勤務始める方や今ひとつハマっていない在宅勤務者に向けて「快適な在宅勤務ライフを実現する全体像」について解説していきます。
在宅勤務とは会社員にとって夢の選択肢

通勤ラッシュに揉まれながら、満員電車で会社に向かう——そんな毎日を過ごすなかで、「家で働けたら、どれだけ楽だろう」と思ったことはありませんか?
わたしは大都会東京で乗車率200%を超える電車に毎日乗り込み、憂鬱な気分で会社に向かっていた若手の時代、そんなことは思いつきもしませんでした。
翌日の仕事のことを考えて半分眠りながら、終電に揺られていたあのときには、夢に見ていたかもしれません。
在宅勤務は、そんな願いをかなえてくれる“夢の働き方”のひとつです。
場所に縛られず、自分のペースで仕事ができる在宅勤務は、家事や育児との両立もしやすく、通勤時間をカットすることで、仕事以外の時間を有効に使える大きなメリットがあります。
実際、コロナ禍をきっかけに導入が進み、多くの会社員がその快適さと効率性に気づきました。
もちろん、家だと気が緩んでしまう、孤独を感じる、仕事とプライベートの切り替えが難しい……など、課題もゼロではありません。
ですが、その課題を乗り越えた先には、「自分らしい働き方」や「無理のない暮らし方」といった、大きな可能性が広がっています。
在宅勤務は、会社員にとって“夢”ではなく、現実的な選択肢になりつつあるのです。
一方で在宅勤務を始めるにはオフィスワークとは異なる準備や心構え、業務の進め方が必要になります。
この記事では何も知らない初心者が在宅勤務をスムーズに開始し、快適な在宅勤務ライフを送れるように、必要な準備の全体像をお伝えしていきます。

本記事では各カテゴリーごとに簡単に解説していきます。
まずは自宅の環境チェック!仕事が止まらないように整備おくべきこと
在宅勤務では、オフィスで会社が用意してくれていた設備を自分で整える必要があります。
「なんとなく家で PC を開けば大丈夫」と思ってスタートすると、いざトラブルが起きたときに仕事が立ち往生――なんてことも。まずは 現状を棚卸しし、足りないものを洗い出す ところから始めましょう。
① 会社のガイドラインを最優先で確認
- 情報セキュリティ規程(USB 禁止・ VPN 必須など)
- 推奨ツール/禁止アプリ(Zoom/Teams の指定、印刷物の扱い など)
- 機材貸与ルール(PC・ヘッドセット・モバイル Wi‑Fi など)
ルールに反すると在宅勤務そのものがNGになる可能性も。
“自腹で整えた機材が使えない” といった損失も防げるので、最初に必ずチェックしましょう。
② 業務遂行に“必須”の環境リスト
カテゴリ | 要チェック項目 | ポイント/私の失敗談 |
---|---|---|
ワークスペース | 個室 or 仕切れる空間 | 生活音&家族の映り込み対策。わたしは個室のドアを開けていたら、子供と妻の歌声が入るというアクシデント… |
ネットワーク | 有線 or Wi‑Fi の速度/安定性 | 有線のが安定するが、最近はノートPCに差し込み口が常設されていないケースもあるので注意 |
電源タップ | PC・モニター・充電器が同時接続可能か | 加湿器に空気清浄機、冷暖房設備も含めると想像以上に必要なので多めに確保 |
タイマー | 会議アラーム/メリハリを自分でつける | 集中と休憩のリズムを可視化。わたしはワークに集中しすぎて会議忘れていたということも度々あります スマホでも十分です |
③ Web 会議に欠かせない“映像・音声”チェック
項目 | チェック方法と対策 |
---|---|
マイク音質 | TeamsやZoomなどテスト通話のあるサービスで確認。こもる場合は外部マイク導入を検討しよう 音漏れ対策にもなるのでヘッドセットがおススメ |
スピーカー | マイクと合わせてテスト ワークスペース的に音漏れが気になるのなら、ヘッドセットを推奨 |
カメラ | 画面への映り込みを確認して必要ならバーチャル背景を設定 逆光であったり暗い場合は、照明やカーテンで調整 |
ツール設定 | 利用するツールごとにチェックが必要 アカウントの初期設定、会議への入り方はもちろんバーチャル背景の設定、録画可否、ミュートやカメラON/OFFなど会議中の操作もできるようにチェック 参加者側だけでなく、主催する側の使い方についても要チェック |
自宅等でテレワークを行う際の作業環境の整備について | 厚生労働省
④ 長時間労働でも“体がもつ”環境
項目 | 確認点と対策 |
---|---|
気温 | 空調設備は必須です。夏場はあなたよりマシンが先にダウンします。冬場は指先が凍り付いて仕事になりません。エアコン+サーキュレーターや足元の簡易ヒーターなどの組み合わせがおすすめ |
換気&加湿 | CO₂ 濃度が上がると集中力低下し、ボーッとしてきます。30〜60分おきに窓開け or 空気清浄機がおススメです。 喉が枯れたり、咳き込むのもWeb会議では大敵です。冬場は加湿手段を用意しましょう |
照明 | 自然光がはいるのが理想。日光でディスプレイが見えにくくならないよう調整 |
チェア&デスク | 業務に必要な機器を置いてノートもとれる十分な広さのテーブル 深く腰掛けられて、背の預けられる丈夫なチェア この2つは最低揃えましょう。リビングテーブルやベットで行っていた同僚は腰を痛めています |
⑤ “もしも”に備えるバックアップ
想定トラブル | 代替策 |
---|---|
ネット切断 | スマホのテザリング/モバイル Wi‑Fi |
PC 故障 | 会社支給のサブ PC or 問合先をメモした会社スマホ |
主要コミュニケーションツール障害 | 主要な相手は、メール・電話などサブの連絡手段を確立しておく |
“仕事が止まらない在宅環境”は、あなたの生産性と評価を守る土台です。今日から一つずつチェックと整備をしていきましょう。
補記:クライアント向けの業務を行っている方へ
在宅勤務になることを事前に伝えて、業務継続に支障がでないを、しっかりすり合わせしましょう。
- どういうケースでは訪問するのか
- コミュニケーションツールに指定がないか
- 貸与物を受け取っている場合は、その扱い
同居家族のルールを整備

在宅勤務ルールは家族と一緒に決めよう。うまくいかない理由と対処法
在宅勤務を開始する前に、家族全員で話し合いの場を設けて認識合わせを行いましょう。ルールも大事なのですが、その前に在宅勤務自体の扱いについて目線を合わせることが重要です。
- 在宅勤務の目的
- 期間や周期
- 生活への影響の見通し
- あなたが家族に協力してほしいこと
家族であってもルール決めの前は、前提のすり合わせが重要
この辺りを説明をしない状態でルール作りをすると、家族の期待値とズレて揉めたり、すれ違いを起こします。
わたしの周りでよく聞くのは、トラブル対応や急な顧客要請などで急遽出社することになった場合に、在宅時に担当することになった家事育児の対応をお願いしたところ、「話が違うじゃないか!」とパートナーに責められるパターンです。
人間は不思議なもので、それまでできないのが当然だったときは何も文句が出なかったのに、できるようになったことができなくなると、それが稀であっても文句が出てきます。
家族でうまく在宅勤務を活用し、継続できるよう、必ず目線合わせは行いましょう。
ルールが仕事の生産性と家庭の調和を守り、在宅勤務の効果を最大化します
次に取り掛かるのは具体的なルールづくりです。
特に、仕事中の時間帯や、Web会議中の対応など、具体的なルールを明確にすることで、お互いのストレスを 軽減し、家庭内で協力なスクラムを敷くことができます。
- 仕事中はドアを閉める
- Web会議中は家族に分かるようLINEで一報し、静かにしてもらう
- 昼食や夕食は一緒に食べる。難しい場合は事前に1本連絡する
- 各自のスケジュールは共有、平常時の家事・育児の分担と緊急時の調整ルールを決めておく
ルール作りをすることで、予期せぬ事態にも柔軟に対応しやすくなります。
会社のルールにもよりますが、必要に応じて、仕事の開始・終了時間や休憩時間をずらすなど、 柔軟な働き方を検討することも有効です。
仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちな在宅勤務では、家族との適切なコミュニケーションとルールの設定が、ストレスの軽減と生産性の向上に繋がます。仕事の生産性も家庭環境の向上も両立を目指しましょう
情報セキュリティ!何かあったときに家族を疑わなくてよい、疑わせない環境を作ろう
在宅勤務において、最も注意すべきリスクの一つが情報事故です。
会社での情報漏えいやミスは当然ながら、在宅ではさらに「家庭環境」が絡むことで、責任の所在や信頼関係に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
情報事故は、信頼とキャリアに直結する
情報事故は「うっかりミス」で済まされる話ではありません。
場合によっては、自分自身の信用だけでなく勤め先の企業や取引先の信頼にも傷をつけてしまうことになります。
たった一度のミスで、プロジェクトから外されたり、重要なポジションから外れることも現実に起こり得ます。
家族を「疑わなくていい環境」こそが最善のセキュリティ
在宅勤務では、家族やパートナーと空間を共有しているケースが多いと思います。
しかし、何か情報上の問題が起きた際に
- 「家族が勝手に触ったのでは?」
- 「家族の誰かが情報を漏らしたのでは?」
といった疑念が生じることは信頼関係を壊しかねない非常にデリケートな問題です。
私自身、在宅初期に自分のノートパソコンが入ったバッグをリビングに置いたままにしていた時、妻が気付かずにしまってくれて大いに焦りました。幸い問題にはなりませんでしたが、その時感じたヒヤリとした感覚は、今でも記憶に残っています。
情報管理の基本ルールを「見える化」する
そのような事態を未然に防ぐには、ルールの設定と、習慣化、同居家族の協力が重要です。以下のような工夫をしておくことで、万一のトラブル時に「自分も家族も疑わなくて済む」環境を整えることができます。
✅ 日常的にやっておきたいセキュリティアクション
- 管理対象の一覧化
→ 社用PC・スマホ・USB・入館証・紙資料など、業務で扱う物品を一覧化 - 棚卸し
→ 毎日使いものは定期的に紛失していないかチェック - バッグを分ける
→ 通勤用・プライベート用をそれぞれ用意する - ツールやサービスを共用しない
→ 私用と仕事で同じサービスを使う場合、アカウントを使い回さない
✅ 家族との境界を「環境」で作る
- 仕事スペースは明確に分ける
→ 物理的に部屋を分けられない場合は、仕切りや目隠しを導入する - 業務機器は仕事エリア外に持ち出さない
→ スマホやPCも仕事エリア内から出さないを習慣化 - 家族が立ち入るルールを話し合う
→ 「子どもが在室中に近寄らない」「会議中は声をかけない」など、具体的な約束を決めて共有
✅ 「音」や「画面映り」からのうっかりにも注意
- ヘッドセッドなど物理対策
→シンプルに効果的。意外と音漏れするので、ノイズキャンセリング機能搭載のものなどを検討 - ディスプレイの配置や角度を工夫
→家族が声をかけたいときや、日常の導線で自然と見えない角度に配置する - 家族にも気付きを協力要請
→家族にも音や画面映りが漏れている場合は知らせてもらえるよう定期的にお願い
✅ “気まずさ”を避けるためにこそ、仕組みを
在宅勤務の最大のメリットの一つが「家族との時間を増やせること」。
ですが、セキュリティ面でのトラブルや不信感が生じると、それが家庭内のストレスになりかねません。
だからこそ、「家族を疑わない・疑わせない」ための仕組みを先回りして整えることが、家族と自分自身を守ることにつながります。
在宅勤務に合わせて働き方をアレンジ

サボり癖やオーバーワークにならないために自己管理を徹底しよう
在宅勤務でよく耳にする悩みは真逆の2つ――
「人の目がないせいで集中できず、生産性がガタ落ち」 と
「切り上げるタイミングがつかめず、気づけば深夜まで働いてしまう」 です。
どちらにも共通する根っこは 他人の視線が届きにくい ことと、
生活空間と仕事空間の境界が曖昧になりやすい こと。
スイッチを“ON/OFF”に切り替える仕組みがないと、サボりもオーバーワークも際限なく広がります。
過去最大の失敗談:3か月ほぼ睡眠削って仕事 → 心身ともに崩壊寸前
私自身、キャリアで最もハードワークだった時期は在宅勤務中でした。
納期に追われ、3か月ほぼ寝る以外は自宅デスク。気づけば体重もメンタルも急降下。
幸い大事には至りませんでしたが、妻に深刻な心配をかけてしまい大反省……。
この経験から「在宅勤務こそ自己管理の“仕組み”が必須」だと痛感しました。
私が実践している“境界づくり”と“時間の切り方”
- 時間で仕事を断ち切る
- 始業前・終業後に 家族との食事・趣味 を予定に入れておく
- 打合せが昼休みや夜に食い込んだら、同じ長さの休憩をカレンダーに確保
- タスクが積み上がったら「毎日ダラダラ残業」ではなく、日を決めて一気に片づける
- 空間で私生活と隔てる
- 仕事スペースを明確に区切り、会社用PC・スマホは持ち出さない
- 在宅勤務でも 出社できるレベルの身だしなみ で始業 → 終業したら部屋着に着替えて“儀式的に”OFF
まとめ:在宅勤務を“敵”にも“味方”にもするのは自分次第
- サボり癖とオーバーワークは、どちらも「境界が曖昧」「自己管理の仕組み不足」が原因。
- 時間と空間に“区切り”を入れることで、集中とリラックスのメリハリがつく。
- ツールや家族の予定をうまく利用し、強制的にON/OFFを切り替える仕掛けを持とう。
在宅勤務は自由度が高い働き方だからこそ、自分自身でルールの設計が必要です。自分を守るためにはもちろん、生産性を伸ばしていくためにもしっかりと自分に合ったデザインを行いましょう。
自己管理の具体的な内容は、以下の記事でも解説しています。

ハイブリッドワーカーは独自の規律が必要
ハイブリッドワークとは、オフィス出社と在宅勤務(テレワーク)を組み合わせた働き方のことです。
最近、オフィス回帰の流れもあって、「週◯日は出社、残りは在宅勤務」といったハイブリッドワークをしている方も増えてきました。
オフィスの良さ(チームとの直接コミュニケーションや雑談)と、在宅勤務の良さ(集中しやすさや生活とのバランス)――どちらのメリットも取り入れられる、いいとこどりの働き方だと感じる人も多いでしょう。
ただ実際には、ハイブリッドワークには特有の難しさや落とし穴があります。
ハイブリッドワークの落とし穴とは?
オフィスと自宅、それぞれに必要な準備や行動パターンが異なるため、気づかぬうちに切り替え疲れがたまったり、忘れ物で仕事が止まったりすることもあります。
私自身、最初の頃は「出社日なのに電源アダプタだけもって、PCを忘れる」「Zoom会議をオフィスでつなぐ予定だったのに、イヤホンを忘れて社内で焦る」…そんな失敗を何度もしました。
ハイブリッドワークを快適に回すには、「自分なりの規律」や「切り替えルール」が必須です。
私が実践している「ハイブリッドワーク用のルール」
忘れ物はクリティカルな問題に発展します。確実に防ぐためには出社前日の習慣化がカギです。
- 終業後に翌日の持ち物をまとめる
→ これだけで「よし、今日はここまで!」と気持ちも区切れます。 - 「出社用チェックリスト」を作る
→ ノートPC、充電器、社員証、交通系ICカード、マスク、名刺、など。リスト化しておけば忘れ物ゼロに近づきます。 - 「持ち帰り忘れ防止チェックリスト」も用意
→ 特に週明けに出社がある場合、金曜に置き忘れると痛い目を見ます…。
移動やオフィス利用のルールも最新情報を確認してください。忘れている懸念もありますが、ルール自体が変わっている可能性もあります。
- 久しぶりの出社前は、PCやアプリのアップデートに注意
→ 出社当日にアップデートが始まると、朝イチの会議に遅れるリスクも。 - 入退館ルールやオフィスのルールを再確認
→ コロナ以降、フリーアドレス制や座席予約が導入されたオフィスも増えています。 - 移動時間を見直す(特に会議間移動)
→ 在宅なら即切り替えできる会議も、オフィスでは「A会議室からB会議室へ移動」で5分以上ロスが出る場合があります。
「オフィスでやること」を明確に決めることで、ハイブリッドワークの生産性は最大化されます。
- オフィスでしかできない仕事を“目的化”して出社する
→ たとえば、「対面でのチームミーティング」「グループディスカッション」「紙書類の処理」など、出社の意味を明確にしておくと納得感が上がります。 - 逆に、集中系の作業やクリエイティブな仕事は在宅日にまわす
→ 自分の中で業務を「在宅向き/出社向き」で分類しておくと、働き方にムダが減ります。
ハイブリッドワーカーは、自分で自分の働き方をマネジメントする存在
ハイブリッドワークは「自由さ」と「柔軟さ」が魅力ですが、その分、自分で規律を作り、整える力が問われます。
うまくやれば、在宅とオフィスのいいとこどり。
でも油断すると、リズムの乱れやミス、ストレスの原因にもなります。
だからこそ、自分なりの“運用ルール”を作っておくことが、快適で生産性の高い働き方への近道です。
ハイブリッドワークのより具体的な働き方のコツについては、以下の記事で解説しています。

ウェルビーイング、在宅勤務のある生活を継続するために整えること

在宅勤務の大敵!?運動不足を倒して健康資産を手に入れよう
在宅勤務を始めて驚くのは、通勤そのものが意外に大きな運動量だったと気づく瞬間です。
週5日、駅まで歩き、階段を上り、オフィスまで移動する――会社に行くこと自体が“毎日40分~50分の軽いウォーキング”になっていました。それがゼロになるインパクトは想像以上。私の場合、在宅勤務3年目で人生最大体重を更新し、健康診断では複数項目が危険ゾーンに突入。加えてハードワークが重なり、3か月間も咳が止まらず、メンタルも大きく落ち込み、妻に本気で心配をかけたほどです。
健康は、働き方・家族時間・趣味すべてを支える“最大の資産”。
だからこそ在宅勤務に切り替えるときは「勤務時間の入れ替え」だけでなく、1日のリズムを丸ごと見直す必要があります。
私が実践した“通勤時間リプレイス”戦略
通勤に充てていた30分をそのまま近所の散歩へ。リズムが崩れず、日光を浴びることで体内時計も整います。
デスクワークで固まりがちな肩・腰を重点的に鍛え、基礎代謝を底上げ。
1コマ終わるたびに立ち上がるだけで血流が変わり、午後の集中力が落ちにくくなりました。
結果、最大体重から−13 kgを達成。
健康診断のアラートも軒並み解除され、子どもたちとプールへ行くのも躊躇しない体型に。何より、体調を崩さずに在宅ワークを快適に続けられています。
在宅勤務中の運動習慣については、こちらでも整理しています。


昼休みの使い方が在宅勤務の午後を左右する
オフィス勤務でも在宅勤務でも、昼休みは「午後の自分」を整える大事なリセットタイムです。
ただ、在宅勤務の昼休みはオフィスと違って自由度が格段に高い。その分、選択肢も多く、生活を豊かにもできるし、逆に仕事のリズムを崩してしまう落とし穴にもなりえます。
つまり――午後のパフォーマンスを左右するのは、昼休みに“何を選ぶか”にかかっているのです。
【昼食の選び方】午後のパフォーマンスを支える“燃料補給”
在宅勤務になると「始業ギリギリまで寝られる」というメリットがあります。朝食も余裕をもって取れるので、昼食を抜いて昼寝に時間を回す人も多いかもしれません。
ですが、午後に空腹状態が続くと、集中力や判断力が確実に落ちると実感しています。脳のエネルギー源であるブドウ糖が足りないと、メールの文章もまとまらないし、ちょっとしたミスも増えてしまいます。
だからこそ、昼食は“満足感”と“エネルギー補給”の両立が大切。私が試してきた方法を紹介します。
- 時短レシピで自炊:フライパンだけで作れるワンパンパスタが片付けも楽でおススメ!
- 残り物の活用:昨夜のカレーや煮物で節約&時短の一石二鳥
- 冷凍弁当宅配サービス:ナッシュなどは栄養バランスも良く、常備しておくと昼休みが短くなっても安心
- デリバリー活用:Uber Eatsで近所のこだわり店の味を楽しむ
- 近所の外食でランチ:Googleマップで探索。意外と知らなかったお店が近所にみつかるかも…
自分に合った“ちょうどいいランチ”を見つけることが、午後の質を保つ第一歩です。
【昼休みの過ごし方】自由度を味方につける!
昼休みをどう使うかで、午後のリフレッシュ度が変わります。昼食の取り方も含めて、私が在宅勤務で実践してきたパターンをいくつか紹介します。
- ゆっくりと食事を楽しむ:在宅ならではの「静かなランチタイム」や家族との会話で気分が落ち着きます
- 軽食+散歩でリフレッシュ:10〜15分歩くだけでも頭がスッキリ。休日とは違う景色に出会えるかも
- 軽食+買い物:空いてる時間に日用品を買うなど、生活と仕事を効率的に融合
- サクッと食べて昼寝:午前に眠気を感じたら、ベットで質の高い睡眠を
- 趣味タイムに充てる:音楽聞いたり、読書したり。短い“自分時間”が幸福度を上げてくれます
【昼休みのタイミング】“家族と一緒に”を選べるのが在宅勤務の特権
会社の就業規則によりけりですが、昼休みの時間が調整できるなら、家族と一緒にお昼ご飯を食べれるタイミングに合わせるのもおすすめです。
わたしは普段は妻と食べるようにしていますし、子どもが給食のない日は、できるだけ一緒にごはんを食べるれるようにしています。たとえ短時間でも会話を交わすだけで、家庭の雰囲気が柔らかくなるし、自分の心もほっとするのを感じます。
無理のない範囲で、毎日でなくてもOK。家庭との接点を昼休みに作れることは、在宅勤務の大きな価値の一つです。
まとめ:しっかり環境を整えて、快適な在宅勤務ライフを満喫しよう

❶ 何を整える? | ❷ なぜ必要? | ❸ 今すぐやる事 |
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環境チェック | ルール違反 = 在宅勤務NGになるリスク “仕事が止まらない” = 評価と信頼を守る土台 | 情報セキュリティ規程/貸与機材の範囲を確認 ワークスペースの確保と必須設備の確認 |
家庭内ルール整備 | ルール作りが在宅勤務と家庭生活を両立 “家族を疑わせない仕組み” が信頼を保つ | 在宅勤務の目的/時間帯を家族会議で共有 仕事エリアを区切り・機材は持ち出さない習慣 |
働き方のアレンジ | サボり癖とオーバーワーク、両方ブロック 出社⇔在宅の“忘れ物・切替疲れ”をゼロに | 始業/終業の儀式化・カレンダーで休憩を可視化 前夜パッキング+出社時のチェック項目洗い出し |
ウェルビーイングの取り組み | 運動不足で健康に赤信号 昼休みで午後に向けた活力補充 | 朝散歩 昼飯のバリエーションを見直し |
目指すゴールは「仕事が止まらず、家族も安心、そして自分も快適」な在宅勤務ライフ。
最初から完璧に揃える必要はありません。まずは “一つ整える → 試す → 足りない所を足す” のサイクルで、あなたの働き方に合わせてアップデートしていきましょう。
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