在宅勤務に切り替えて数か月。
通勤に使っていた時間を家事にあてたり、昼食を一緒にとったりするようになって、妻にも喜ばれ、すべてうまく回り始めていました。
ところが——ある休日。
パンパンにふくらんだゴミ袋と、山積みの洗濯カゴを前に、わたしは思わず立ち尽くしたのです。
めのめ家事って……こんなに多かったっけ?
IT業界で在宅勤務を5年以上続け、小学生2人を育てているわたしも、在宅勤務を始めてから家事の負担がじわじわ増えていくのを実感しました。
家にいる時間が増えれば、その分だけ家は汚れ、消耗品は減り、洗濯物はたまっていきます。
この記事では、在宅勤務で家事が増える「具体的な理由」と、外注に反対だった妻と一緒に、初めて家事代行を試すまでの実体験を紹介します。
- 在宅勤務で「なんとなくしんどい」家事負担の正体
- 「家事代行はうちには合わない」と感じる心理的ハードルの越え方
- お金をかけすぎず、家族の納得を得ながら小さく試すコツ
- プロに一度頼むだけで、その後の自分の家事までラクになる理由
- 家事を手放すことへの”罪悪感”との向き合い方
読み終えるころには、「家事は全部自分で抱えなくていい」と少し肩の力が抜けているはずです。
そもそも家事代行ってどうなの?という方は、まずこちらの全体ガイドをどうぞ。


在宅勤務で家事は確実に増える


在宅勤務になって最初に実感したのは、意外にも「家事が増えた」ことでした。
通勤がなくなってラクになるはずが、家を使う時間が伸びた分、家のメンテナンスの負担はむしろ増えたのです。
これは見落とされがちな盲点だと思います。
家にいる時間が長くなるほど、家事は雪だるま式に増えていきます。
わたしの場合、特に効いてきたのが次の4つでした。
ゴミが増える
まず一番わかりやすいのがゴミです。
家での食事や軽食が増えれば、当然ゴミは増えます。
自炊をするにしても、家での食事が増えれば食材や調味料の消費が増え、その分のゴミも出ます。
ゴミが増えれば、ごみ捨てという家事そのものの回数も増えていきます。
買い物と消耗品が増える
ゴミが増えるということは、その分の買い物も増えるということです。
家で消費するものが増えれば、補充の頻度も上がります。
特に、ティッシュやトイレットペーパーは消費量が目に見えて増え、しかもかさばるので買い物が地味に大変でした。
「また切れた」と気づくたびに、買い出しの手間が積み重なっていきます。



フレグランスや手軽な掃除器具など、在宅勤務の快適性を求めるほど、ゴミも買い物も増えていく。当たり前のことなんですが、執務環境の整ったオフィスのありがたさや合理性にも改めて気づくきっかけになりました。
掃除する場所が増える
使う場所が増えれば、掃除すべき場所も増えます。
在宅勤務では、これまであまり使わなかった部屋の使用頻度が一気に上がります。
トイレや仕事部屋など、日中ずっと使う場所は掃除の頻度を上げる必要が出てきます。
さらに自炊が増えれば、キッチンの洗い物や掃除も増える。
「使う→汚れる→掃除する」のサイクルが、家じゅうで同時に回り始めます。
洗濯物が増える
これは妻に指摘されて初めて気づいたことです。
スーツで通勤していた頃は、毎日洗うのは乾きやすい下着とシャツくらいでした。



在宅で私服になってから、乾きにくい洗濯物がすごく増えたよ
在宅勤務で私服中心になると、乾きにくい衣類が増えます。
さらに通勤していた時間帯にランニングやジムに通うようになると、その分の洗濯物も増えました。
家事の量は、働き方が変わるだけで静かに増えていくのだと実感しました。
家が片付かないと休日も休めない


家事が増えてしんどいのは、単純な作業量の問題だけではありませんでした。
家で過ごす時間が増えた分、部屋が散らかっていることや、これまで見えなかった細かな汚れが気になるようになったのです。
家の快適さは、オフの時間をストレスなく過ごすために想像以上に重要だと再認識しました。
休日にくつろごうとしても、視界に入る散らかりが気になって、心から休めないのです。
当然、在宅勤務になってから家事の分担も増えました。
そこで改めて感じたのは、終わりのない家事をやり続けるのはしんどい、というシンプルな事実です。
子どもがいれば、掃除した1時間後にはもう散らかっている、なんてこともザラにあります。
めのめMEMO
毎日出社していた頃は、家に帰って多少散らかっていても、「子どもがはしゃいだのかな」「妻が手を焼いたのかな」くらいにしか思っていませんでした。
ところが在宅勤務になると、話は変わりました。 仕事の前や合間に自分が”見て見ぬふり”をした汚れや片付けが、終業後や休日にもそのまま残っている。 それが視界に入るたびに、なぜかモヤモヤとしたストレスを感じるようになったのです。
家にいる時間が長いほど、家の乱れはそのまま自分の機嫌に跳ね返ってくる——。 家を整えることは、もはや家族のためだけでなく、自分自身のコンディションを保つことでもあると気づきました。
仕事も家庭も忙しくてなかなか疲れが取れない方は、こちらも読んでみてください


それでも妻は”外注”に反対だった





これはもう、家事代行に頼ってもいいんじゃないか?
若い頃に一度利用した経験があったわたしは、外注することにあまり抵抗がありませんでした。
ところが、妻の反応は違いました。
家事代行という選択肢に、はっきりと抵抗を示したのです。



自分でできることに、お金を払うのはなんだか抵抗がある……



それに、知らない人を家に入れて、汚いところを見せるのも嫌
妻の抵抗は、大きく2つでした。
ひとつは「自分でできることにお金を払う」ことへの抵抗。
もうひとつは「知らない人を自宅に入れ、生活感や汚れた部分を見せる」ことへの抵抗です。
これは多くの家庭で、外注に踏み出せない理由そのものではないでしょうか。
サービスの良し悪し以前に、この心理的なハードルをどう越えるかが最初の関門でした。



我が家の場合は、専業主婦という立場ということもあり、特にこの2つに対する抵抗が強かったのかもしれません。
風呂とキッチンだけ試してみた


そこで我が家がとったのは、「いきなり広い範囲をおまかせしない」という方法でした。
妻の抵抗をひとつずつ和らげる形で、小さく試してみることにしたのです。
具体的には、まず風呂とキッチンの水回りだけにしぼってスポットで依頼し、クーポンを使って割安に一度だけ試しました。
そして「寝室や子ども部屋など、入ってほしくない場所」は事前にしっかり伝えました。
立ち入る範囲を限定することで、「家じゅうを見られる」という妻の不安をかなり減らせたと思います。
結果は、想像以上でした。
水回りを一度プロにがっつり掃除してもらうと、その後の自分たちの掃除が格段にラクになったのです。
きれいな状態がベースになるので、日々の手入れが「リセット」ではなく「キープ」で済むようになりました。



きれいになると、毎日の掃除も楽になるね。また頼んでもいいかも
あれだけ抵抗していた妻も、仕上がりを見て少し考えが変わったようでした。
この時に利用したのが「CaSy(カジー)」という家事代行サービスです。
予約から当日の流れ、料金、実際の体験レビューは別記事にまとめているので、検討する方はこちらを参考にしてください。
わたしが実際に使ったCaSyの予約の流れ・料金・体験談はこちら。


外注で”夫婦の衝突”まで減った


家事代行を試してみて、我が家には「時間が浮いた」以上の効果がありました。
それは、家事をめぐる夫婦のピリピリが減ったことです。
たとえば、お風呂掃除。
毎日の掃除はしていても、壁や天井、こびりついた汚れは、どうしてもまとめて手をつける形になります。
そして、この「まとめてやる掃除」が、しばしば口論の種になっていました。



ねぇ、そろそろお風呂、掃除してくれない?



まだ大丈夫でしょ



汚れ目立ってきたよ。やってよ



そんなに言うなら、そっちがやってよ。次の休みも予定あるし
——こんな小さな押し付け合いが、地味に積み重なっていました。
ところが一度プロにきれいにしてもらうと、次の掃除がとても楽になります。
楽だからこそ、空いた時間にサッと済ませてしまう。相手の代わりに、気づいたほうがやってしまう。
そんな良い循環が生まれました。
これは、ほかの水回りでも同じでした。
家事そのものが楽になったのはもちろんですが、なにより「家事をめぐる夫婦の衝突が減った」ことが、我が家にとって一番の価値でした。



家事を外注したら、夫婦のケンカまで減る。これは想定外の効果でした。
家事分担でいつも夫婦喧嘩になる方はこちらも参考にしてみてください。


まとめ|家事は手放していい


在宅勤務で家事が増えるのは、誰のせいでもありません。
家にいる時間が増えれば、家事が増えるのは当たり前のことです。
だからこそ、増えた家事を全部自分たちで抱え込まず、手放す選択肢を持っておくことが大切だと感じています。
我が家のように、まずは水回りだけ・一度だけ、と小さく試すところから始めれば、家族の抵抗もやわらぎます。
なお、わたしが使ったCaSyのほかに、タスカジという家事代行サービスもあります。
料金が比較的おさえめで選択肢になりますが、対応エリアが関東・関西・福岡に限られるため、お住まいの地域によっては使えません。
地域が対応していない場合は、全国対応のCaSyから検討するのがおすすめです。
完璧にこなそうとしなくて大丈夫です。
家事を少し手放した分、生まれた時間を自分や家族のために使ってみてください。
あなたの休日が、もう少し心から休めるものになりますように。
家事を手放して生まれた時間の使い方は、こちらも参考にどうぞ。


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