
パパ、今日から学校ないよね?なにする〜?
夏休み初日の朝。
平日は起こしても起きない子どもが、なぜか6時過ぎにはぱっちり目を覚まし、仕事部屋をのぞきに来ました。



かわいい。でも、これが40日続くのか……。
T業界で在宅勤務を5年以上続けながら、小学生2人を育てているわたしにとって、夏休みは毎年の難所です。
職住一体の働き方だからこそ、子どもの生活リズムが崩れると、つられて自分の仕事のリズムまで崩れてしまいます。
結論から言うと、子どものリズムを守ることが、結局は自分のパフォーマンスを守る一番の近道でした。
この記事では、わたしが実際に続けている工夫と、やってみて逆効果だった失敗を紹介します。
読み終えるころには、夏休み前に家族と何を決めておけばいいかが見えているはずです。
- 夏休みに子供と親のリズムが一緒に崩れる本当の理由
- 崩さないために我が家が続けている食事・睡眠の約束
- 早起き・夜更かしへの具体的な手当て(課題と散歩)
- やってみて逆効果だった失敗と、その回避のしかた
- 気持ちがふっと軽くなる”完璧を目指さない”考え方
どれも特別な道具はいりません。
取り入れやすいものから1つ試すだけでも、夏休みの過ごしやすさは変わります。
そもそも夏休みの在宅勤務をどう乗り切るか、対策の全体像はこちらにまとめています。


夏休みは子も親もリズムが崩れる


まずは、なぜ夏休みにリズムが崩れるのかを整理します。
我が家は小学生2人+妻は専業主婦ですが、妻が外に出た瞬間に父親はワンオペになり、子どものお願い、質問、ヘルプが一日中こちらに流れ込んできます。
学校はないのに、なぜか早起き
不思議なもので、学校がある日は起こしても起きないのに、休みの日に限って自分から早起きします。
しかも、こちらが整えていた朝のルーティンより早い時間にです。
静かに始業前の準備をしていた時間に子どもが起きてくると、一日のリズムの”出だし”から崩されてしまいます。
朝の余白がなくなるだけで、その日の仕事の立ち上がりは驚くほど重くなります。



普段の平日は抱っこしてトイレまで連れていなかいと起きないのですが、休日だと声もかけていないのに飛び起きてきます。
夜更かしで夫婦の時間が消える
朝が早いだけならまだしも、油断すると今度は夜更かしが始まります。
翌日も休みだと思うと、子どもはなかなか寝てくれません。
子どもが寝たあとの時間は、夫婦でゆっくり話したり、一人で頭を休めたりする貴重な時間です。
そこが削られると、親の側の回復が追いつかなくなります。



子供の頃を思い出すと夏休みに夜更かししたがる気持ちはわかります。そして、当時両親がその度に叱っていた気持ちも今わかりました。
会議の合間のトイレが埋まる
地味ですが、意外とこたえるのがこれです。
休日なら時間に余裕があるので気になりませんが、在宅勤務中はそうもいきません。



入ってるー!まだ出ないー!
会議と会議のわずかな合間にトイレへ行こうとすると、子どもが入っていて入れない。
こうした小さな”ままならなさ”の積み重ねが、じわじわと集中力を削っていきます。
リズムを崩さない我が家のルール


ここからは、子どものリズムを守るために我が家で続けている工夫を紹介します。
大事なのは”全部を完璧にやる”ことではなく、守るべきところだけを淡々と守ることでした。
3食と就寝の時間は固定する
一番効果が高かったのが、これです。
3食の時間・お風呂・寝る時間だけは、普段と変わらないように心がけます。
とはいえ、徹底的に厳しくする必要はありません。
旅行の日や、特別なテレビ番組がある日は、節度を保ちつつ緩めてOK。
大切なのは、緩めた翌日にしっかりリズムを戻すことです。



「土台の時間」さえ守れていれば、多少のはみ出しは自然と元に戻ります。「特別」は作って良いので、「通常」が崩れないことを意識しましょう。
早起き対策は朝の”パパテスト”
早起きそのものは止められないので、起きてしまった時間を埋める工夫をします。
我が家でハマったのが、朝の「パパテスト」です。
簡単な計算や漢字の問題を用意しておき、「全部できたらご褒美」にするだけ。
こちらの朝の時間を守りつつ、子どもも楽しんで取り組んでくれます。
ただし連発するとネタが尽きて、こちらが息切れするので注意が必要です。



睡眠時間の十分とれた早起きは良いことです。親の都合でそれを叱ったり、禁止することは家庭教育上の歪みが起きます。「朝活」を特別な時間として子供が前向きに取り組めるようなルール定義が重要です。
朝の散歩で日光と運動をセットに
夜更かし対策として効いたのが、朝の散歩です。
わたしは在宅勤務の日に40分ほど歩くのですが、夏休み中はときどき子どもたちを連れて行きます。
最近の夏は本当に暑く、外遊びをためらううちに、家から出ない日が増えがちです。
それでも、日光を浴びて軽く体を動かした日は、子どもが夜よく眠ってくれます。
結果として、親の夜の時間も守られるという好循環でした。



子どものリズムを整える行動が、そのまま自分の散歩の習慣にもなって一石二鳥でした。
昼食が崩れる日の備えを持つ
3食の時間を守ろうとしても、仕事が立て込むと昼食だけはどうしても崩れる日があります。
そんな日にリズムを守ってくれたのが、ちょっとした”備え”でした。
昼休みが時間どおりに取れる日は、できるだけ子どもと一緒に食べます。
問題は、取れない日です。
妻と子どもには先に食べてもらい、自分は常備してある冷凍宅配弁当でサッと済ませ、夜こそ一緒に食べられるように仕事を巻く。
「昼が崩れても夜で取り返す」と決めておくだけで、気持ちはずいぶんラクになりました。
冷凍宅配弁当は種類が多いので、選び方はこちらのガイドが参考になります。


やってみて逆効果だったこと


もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
むしろ”よかれと思って”やったことの多くが、逆効果でした。
同じ失敗を避けてもらえるよう、正直に共有します。
分刻みの計画は必ず破綻する
最初に失敗したのが、過度に規則正しいスケジュールづくりです。
何時に起きて、何時に勉強して、何時に遊んで……と細かく決めました。
結果は、ほぼ守れずに終わりました。
やりたいことをやり、抑えつければ反発する。それが子どもです。
本当に守るべきことだけを徹底し、あとは自由にやらせるほうが、結局うまく回りました。



自分の生活や働き方を極力変えずに済むように子供をコントロールしようとしたわけですが、冷静に振り返ると自分勝手でしたし、うまくいかなくて当たり前でした。反省しています。
“静かにして”は通用しない
会議のたびに「静かにしてね」とお願いしていましたが、これも甘い考えでした。
「静かにする」は、小学生までの子どもにとって一番むずかしいことの一つだからです。
今は発想を変え、騒がしさは受け入れたうえで、部屋を締め切って物理的に音を遮断する方向に切り替えました。
子どもに無理を強いるより、環境を整えるほうが現実的でした。
筆者オススメの在宅勤務向けのアイテムのレビュー記事はこちら


外遊びでの発散は逆効果だった
夜更かしは体力が余っているせいだろうと、昼間に公園へ行かせたこともあります。
ところが、これがうまくいきませんでした。
猛暑で熱中症になりかけたり、疲れすぎて帰宅後に昼寝をして、結局また夜更かし、という悪循環に陥ったのです。
それ以来、外遊びは”時間を区切る”のが我が家の鉄則になりました。



水筒をもたせても、補充に一度帰ってくることもありました。本当に最近の夏は暑いので、お子さんを外に遊びにいかせるときは注意してください。
まとめ|完璧にはコントロールできない


夏休みの子どもの生活リズムは、正直、思いどおりにはなりません。
それでも、いくつかの工夫を続けるだけで「崩れすぎない」状態には十分近づけます。
- 3食・お風呂・就寝の時間は固定(緩めた翌日に戻す)
- 早起きは止めず、朝の”パパテスト”で時間を埋める
- 朝の散歩で日光と運動→夜よく眠る好循環をつくる
- 昼食の時間を守る。ずれる日は冷凍宅配弁当で備える
- 分刻みの計画・”静かにして”・炎天下の発散は逆効果
めのめMEMO
何年か試してたどり着いたのは、子どもは徹底的にはコントロールできない、というシンプルな事実でした。
自分のリズムを1ミリも変えずに、そこへ子どもを合わせさせるのは、どだい無理な話だったんです。
絶対に守ってほしいラインだけをなんとか守らせ、あとは自分の受け止め方を変えたり、環境を整えたりする。
これは仕事もまったく同じで、自分の影響が及ぶ範囲を見極めて、そこに集中することが、結局はパフォーマンスを最大化する近道だと感じています。
あなたの家庭は、あなたたちだけのものです。
完璧な親や、SNSや周囲に見える”理想の親”を目指す必要はありません。
8割うまく回れば、夏休みの在宅勤務は十分に合格点。
まずは取り入れやすい1つから、夏休みが始まる前に家族と話してみましょう。
そして、子どものために頑張るのと同じくらい、自分の時間も大切にしてください。
あなたが穏やかでいられることが、家族にとっての一番の夏休みになるはずです。
忙しい毎日でも自分の時間を取り戻すコツは、こちらでまとめています。


コメント