「自分時間」が家族との信頼を深めるって知ってましたか?

家族を大事にしたいあなたへ、自分を取り戻すヒント
目次

はじめに:自分時間を「悪いこと」だと思っていた

「子どもが小さいうちは、家族の時間を大事にしないといけない」
「自分だけ一人で楽しむなんて、家族を軽視しているんじゃないか」

そう思って、仕事が終わったらすぐ家に帰り、家事や育児をこなし、休日もずっと家族と一緒。
でも、ある時ふと気づいたんです。
── 自分の心に、余裕がなくなっていることに。

今日は、そんな僕が「自分時間」を持つようになって、家族関係も仕事も前向きに変わった実体験をお話しします。

自分時間ゼロの毎日に、じわじわと苦しさが

当時の僕は、仕事の合間に家事や育児を詰め込んで毎日を過ごしていました。
仕事が終わればすぐ帰宅、家事や子どもの世話をこなして、子どもが眠りについてようやくひと息──でも、もうクタクタ。
ゲームや読書をする気力もなく、何かしたいとも思わない。ただ「次に何をやらなきゃいけないか」ばかり毎日考えて、ベットに沈み込むように一日を終えていました。

そんな自分を見たパートナーから、ある日こんなふうに言われました。

「なんか最近、余裕がないよね」

── その言葉で、はじめてハッとしました。
確かに、子どもにイライラしたり、必要以上に効率を求めたり、無意識に“追い詰められて”いたのかもしれません。
このとき、「自分は狭量で家族を持つことは向かないのかもしれない」と、自信をなくしました。

ひとりの時間で見えた、本当に大切なこと

そんなとき、パートナーが子供を連れて長期帰省することになりました。

久しぶりの「自由時間」。
最初の数日は、仕事をして帰ったあとに早く寝たり、お酒を飲んだり、ゲーム機の電源を入れてみたりと、自分なりに羽を伸ばしていました。

でも、3日もするとふと寂しくなった一人だけの家で――
「最近、家族で旅行に行ってないな」
「子供の服、もうこんなにサイズが大きくなってたんだ」
「最近、子供の絵や文章が上手になってるな」

そんな変化に改めて気づかされたんです。
そしてようやく、本当の意味で「自分には余裕がなくなっていた」と自覚することができました。

家族の未来を健やかに続けていくためにも、
そして何より、自分自身の心を守るためにも、
そろそろちゃんと相談してみよう――。
そう決意した瞬間でした。

話し合って気づいた、パートナーの不安

パートナーとの話し合いは、想像していたよりも穏やかで、建設的なものでした。

こちらが不満をぶつけたというよりは、
「最近ちょっと余裕がなくて…」という自己開示からはじまり、
どうしてそうなったのか、なにが苦しかったのかを静かに伝えた形です。

パートナーは最終的に「しょうがないよね」と理解を示してくれました。
きっと、悪いことをしようとしているわけではないこと、
自分もどうにか家族のために頑張っていたことを感じ取ってくれたのだと思います。

話してみてわかったのは、
わたし自身だけでなく、パートナーにも不安があったということ。
「家族のため」と思って耐えているようで、
実はお互いに“すれ違い”が生まれていたんですよね。

自分時間が、家族への信頼に変わった

こうして、少しずつ「自分のための時間」を持つようにしました。
最初は散歩、読書から始め、心の余白が生まれてくるのを感じました。

すると、不思議なことが起こりました。

  • 家族との外出やプレゼントを自分から提案するようになった
  • 子どもが言うことを聞かなくても「子供だからそりゃそうだ」と受け入れ、こちらが柔軟に動けるようになった

ただ同じことをするのでも、「自分から動く」だけで、家族からの印象も信頼も変わると実感しました。
さらにこの柔軟な姿勢は、仕事でも“合理的に対応する力”として活きています(笑)

家族のためにも、自分を大事にしよう

「自分の時間が欲しい」と言うのは、わがままではありません。
むしろ、余裕のある自分でいることこそ、家族の安心や信頼につながると今は思います。

だから僕は、あなたにこう伝えたい。

「家族の時間も大切。でも、自分の時間も同じくらい大切にしていいんです」

おわりに:共感してくれたあなたへ

僕自身、自分がつらいと気づけたのは、パートナーの言葉を通してでした。
それくらい、自分の“張りつめた状態”に気づきにくくなっていたんです。

この記事に共感してくれたあなたは、きっと誰かの期待に応えようとがんばってきた人だと思います。
からこそ、これからも期待に応え続けるために──

少しだけ勇気を出して、自分の気持ちを打ち明けてみませんか?
「ちょっと疲れてるかも」「ひとりの時間が欲しい」
そんな言葉が、家族や仲間との信頼を深めるきっかけになります。無理せず、自分のペースで。
きっと、もっと心地よい毎日が待っています。

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