会社でやりたい仕事につくには?社内実現の3ステップと確認すべき3ポイント

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やりたい仕事があるのに、なかなかそっちに進めない……

仕事として認めてもらうには、どうすればいいんだろう

やりたい仕事がある——のに、今の業務とは違う。
明確なポストもない。誰に言えばいいかも分からない。
そんなモヤモヤを抱えながら、毎日こなすように仕事をしていませんか?

モヤモヤする男性会社員

わたし自身も、同じ経験をしてきました。
IT業界で15年以上、会社員として働き続け、現在は管理職として10人ほどのチームを抱えています。
二人の子どもを育てながら在宅勤務を続けるなかで、
「やりたい仕事と今の仕事のギャップ」には何度も直面してきました。

この記事では、社内でやりたい仕事に近づくための現実的な3ステップと、
その前に必ず確認しておくべきポイントをお伝えします。

読み終わった後には、「今日から何をすればよいか」が具体的に見えてくるはず。
「やりたいことがあるのに動けない」というモヤモヤが、少しでも晴れる助けになれば嬉しいです。

この記事を読んでわかること

  • 会社でやりたい仕事に近づくための3ステップ
  • やりたいことを社内で実現するために今からできること
  • 社内にやりたい仕事が本当に存在するか確認する方法
目次

会社員のリアルな前提

働き方比較|会社員vsフリーランス

まず、大前提を押さえておきましょう。

会社員は、「自分のやりたいことだけをやる」のは基本的に難しい働き方です。

「やりたい仕事をやらせてもらえる会社に入ったはずなのに」と感じる人は多い。
でも実際には、会社が用意した役割の中で動くのが会社員という立場。
やりたいことを「誰かにやらせてもらう」という受け身の発想では、なかなか前に進めません。

ある調査では、約64%の社会人が「夢中になれる仕事が分からない」と回答しています。
やりたい仕事につけていないのは、決して珍しいことではないのです。

だからこそ大切なのは、
「やらせてもらえるのを待つ」のではなく、自分で機会を引き寄せ・作り出す視点を持つことです。

めのめ

わたしが20代のころは「やりたい仕事」なんてありませんでした。
漠然とでも自分が「やりたい仕事がある」というのはとても素敵でキャリアにとってポジティブなことなんですよ。

社内実現の3ステップ

会社員がやりたい仕事につくための3ステップ

やりたい仕事を社内で実現するには、順序があります。
いきなり「やりたい仕事をさせてください」と言っても、なかなか通りません。
信用と発言力を積み上げてから動く——これが、遠回りに見えて最も現実的なルートです。

STEP

現業で成果を出す

まず土台になるのは、今の仕事での実績です。

「やりたいことがある人」は社内にたくさんいます。
でも、その声が通るかどうかは「今の仕事をきちんとこなしているか」にかかっています。
現業をしっかりやることで、上司や周囲から

彼の言うことなら聞いてみよう

前向きに取り組んでくれそうな仕事を任せてみよう

という信用が生まれます。

信用なしの発言には、重みがありません。
逆に言えば、信用さえ積めば、あなたの言葉は少しずつ届くようになります。

めのめ

「今の仕事が自分のやりたいことじゃないから、全力を出せない」という気持ちはよく分かります。でもだからこそ、今の仕事で手を抜かないことが、やりたい仕事への最短ルートになります。

STEP

コネクションを作る

次はパイプ作りのフェーズです。
積み上げた発言力を活かすには、やりたい仕事につくための人事権を握っている人に
届く環境を構築することが重要です。

コネクションを作るべき相手

  • やりたい仕事に関係する部署の人
  • その仕事をすでにやっている人
  • 自分の人事の意思決定に関与する上司
  • これらの人物に影響力のある人間 ※シンプルに偉い人など

……こういった人たちと日頃から接点を持つことが、後々の動きやすさを大きく変えます。

社内異動や社内公募がうまくいかない人の多くは、やることやっていれば誰が評価してくれるというスタンスや、直属の上司にしか働きかけていないケースによるものが多いです。
意思決定に関わる人たちに、少しずつ自分を知ってもらうことが大切です。

日頃の社内ランチや、他部署のプロジェクトへの参加、社内勉強会への参加など——接点を作る機会は意外とあります。
「今すぐ動かなくていいので、顔と名前を知ってもらう」くらいの感覚で始めてみてください。

めのめ

日本では「コネ」というとネガティブな印象ですが、成果やモチベーションを評価すべき人に正しく伝える努力は会社にとって有益な行動です。
恥じることなく行動しましょう。

STEP

やりたいことを発信する

信用とコネクションが整ったら、自分がやりたいことを言葉にして伝えましょう。

「やりたいことを言っても無駄」と黙っていては、機会は生まれません。
上司との面談、日頃の雑談、社内公募の応募……発信の場は意外とたくさんあります。

ここで大切なのは、「〇〇がやりたい」という漠然とした言葉ではなく、具体的な言い方にすることです。

顧客に近い立場で仕事をしたいので、隣の案件の〇〇という業務を担当したい。

今の現場で評価されている企画力を生かすため、△△部のマーケターの仕事につきたい。

具体的なほど、相手には伝わります。

また、発信は一度きりではなく、継続が大切です。
「この人はずっとそれをやりたいと言っている」という認識が積み重なることで、機会が来たときに声がかかりやすくなります。

めのめ

発信だけを先に急いでも、信用がなければなかなか動いてもらいにくいですし、コネクションがなければ評価してほしい人に届きにくいです。地道に見えますが、この順番が一番遠回りに見えて近道です。

社内確認の3つの問い

3ステップの話をしてきましたが、実は、それと並行してやっておくべきことがあります。

「社内に、本当にやりたい仕事が存在し、あなたがつくことができるのか」を確認することです。

これをやっておかないと、
3ステップを踏んで信用を積み重ねた先に悲しい現実にぶつかることがあります。

やりたい仕事がある人がぶつかる社内キャリアの現実

  • 実はイメージしていたポストは社内に存在しない
  • あったとしても自分が到達できるものではない
  • 前例によると十数年以上かかる道のり

以下の3つの問いを、自分の会社に当てはめて確認してみましょう。

そのポスト・業務は存在するか

怪しい影

やりたい仕事が「正式な業務・役割」として会社に存在するかどうか、まず確認しましょう。

社内公募の過去実績・組織図・他部署の募集情報などを見れば、ある程度判断できます。
「そういう仕事をやっている人が社内にいるか」もわかりやすいヒントになります。

もしロールモデルになりそうな人がいれば、話を聞いてみるのも有効です。
「どうやってそのポジションに至ったか」を直接聞けると、道筋がより具体的に見えてきます。

道のりはどのくらいか

操舵手と航海士

ポストが存在するとして、自分がそこに至るまでの具体的な道のりを確認しましょう。

異動・社内公募・プロジェクト参加・昇格……手段は会社によって異なります。
そのルートが「現実的に自分が歩けるものかどうか」を、早めに把握しておくことが大切です。

道のり上でありがちな制約事項

  • 社内公募は、1部署内から異動できるのは1年に1人で、長く申請している人が原則優先される
  • 昇格試験には直属上司と組織長の推薦が必要
  • 本人希望の異動が検討されるには現部署で3年以上の在籍が条件
  • 全く異なる職種の異動ができるのは入社〇年目まで

——こういった実態は、聞いてみないと分からないことも多いです。
人事担当者や上司に確認できる関係を作っておくのも、STEP2のコネクションが活きてくる場面です。

めのめMEMO

私の会社は大きく営業職、技術職、事務職があり、技術職→営業職→事務職の異動は通り易いのに比べて、逆はとても通り難く、前例も少ないです。

技術職希望だったにもかかわらず営業職に配属された後輩は、配属当初から組織に異動を訴え続け、自費で技術系資格を沢山とり、社外セミナーに参加して社内技術者のために情報発信するなど、努力を5年続けて、ようやく希望が叶いました。

もちろん、営業としての仕事の成果は出し続けた上での努力です。

この後輩の熱量と行動力は素晴らしいと尊敬していますが、正直その熱意と行動力を転職に向けた方が、より早くキャリアを実現できたのではないかと思ってしまうのです。

ハードルはどの程度か

壁

道のりが存在するとして、競争や条件のハードルはどの程度でしょうか。

ハードルの高さをおさえておくべきポイント

  • 社内公募や昇格の競争率
  • 必要な資格の取得難易度
  • 必要な実務経験を現在のあなたの立場で積むための難易度
  • 今のあなたの立場からやりたい仕事へついた前例の有無と数

こういった条件は、早めに把握しておくほど準備しやすくなります。

ハードルが高いこと自体は、必ずしも悪いことではありません。
「目指せるか・目指せないか」の判断材料として、冷静に受け止めることが大切です。

めのめ

この確認をしたうえで「やっぱり目指せる」と思えたなら、3ステップを踏む価値が明確になります。逆に「社内には存在しない・現実的でない」と分かったなら、それはそれで大切な情報です。

まとめ|まず現業と社内確認から

辿りつける道

会社でやりたい仕事に近づくための流れを、おさらいします。

この記事のポイント

  • 会社員は「やらせてもらうのを待つ」受け身ではなく、自分で機会を引き寄せる発想が必要
  • 社内実現の順番は「現業で成果→コネクション構築→発信」
  • 3ステップと並行して「社内でやりたい仕事につくことの実現性」を確認しておくことが大切

完璧に準備してから動く必要はありません。
まずは、今の仕事をしっかりこなしながら、「社内のどこにやりたい仕事があるか」を少しずつ調べてみましょう。

もし確認してみた結果、「社内にはやりたい仕事がない」「ハードルが現実的ではない」と感じたとき——それは、転職を考えるタイミングかもしれません。
転職は「逃げ」ではなく、自分のキャリアを主体的に設計するための選択肢のひとつです。

転職を検討するなら、まずキャリアの棚卸しから。こちらの記事も参考にどうぞ。

やりたい仕事があり、その姿をイメージできていること。
それは、とても素晴らしいことです。

だからこそ、心の中に留めたままにしたり、
周囲の「当たり前」に流されて行動に移せないのは、少しもったいない状態だと言えます。

この記事が、あなたがありたいキャリアに近づくための一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
あなたの「やりたいこと」が、きちんと形になりますように。


約64%の社会人が「夢中になれる仕事が分からない」と回答。

出典:マイナビエージェント CANVAS(2021)
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